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ECOVACS DEEBOT X1 OMNI

前にお掃除ロボットを買ってから結構経ってきて新しいものを探していたところ、 水拭きも含めてよりきちんと掃除できそうなものが出てきたので新しくしました。

これまで買ったお掃除ロボット

一番最初は実家用にルンバの780。当時は一番良かったやつだったはずですが、 壁に強くあたりまくってちょっと日本家屋にはきついのではないか、という印象でした。

まだマッピングとかもなくて、バーチャルウォールという機器を置いて侵入場所を制限することができたりはしましたが まだまだコントロールが難しい感じでした。

その後、また買ってみようと思ってECOVACS DEEBOT N79Tを買いました。

まだECOVACSもそれほど有名ではなくて、一方でルンバ以外にも日本製の製品も出てきた頃だったので なんとなく中国製の安物なイメージではありました。

ただ、スペックだけ見ると日本の10万円位するものともそれ程違わずに3万円位で買える感じだったので試しということで買ってみることに。

まだマッピングは付いてないものでした。

最初に買ったルンバの半額かそれ以下の様な値段でしたが、数年経っていたこともあってこれでも十分なほどきちんと動くし、壁への当たりもそれほど強くなくて良い感じでした。

段差感知機能はあって玄関とかに落ちることはなく賢いな、と思いましたが、コードとかには簡単に絡まってしまい、一方でマッピング機能もないので進入禁止領域を作ることも難しく、物理的に壁を作るなどしないと駄目で、結構気を使わないといけない状態でした。

その後、ちょっと経って新しいものを買おうと思って、もう一度ECOVACSのDEEBOT OZMO 901を購入。

【掃除・水拭き両用】ECOVACS(エコバックス)DEEBOT OZMO 901 ロボット掃除機 マッピング機能 バーチャルウォール 拭き掃除 強力吸引 フローリング/畳/カーペット掃除 マホ連動 Alexa対応 ホワイト ECOVACS直営店限定

始めてマッピング機能がついている機種で、きちんと部屋を認識してくれてすごいな、と。 何より、一度マッピングしてしまえば進入禁止領域を簡単に作れるので、コードなど絡まりそうな場所などを予め外しておくことが出来て かなり使い勝手が良くなりました。

また、マッピングすることで無駄な往復がなくなるので掃除時間もかなり短くなりました。(ランダム機は大概は充電がなくなるまでひたすら動き続けるようなもの。)

901は一応水拭き機能が付いていましたが、モップを下部に付けて、それを引きずるだけの様なもので、押し付けるわけでもないので床を水雑巾で撫でるだけみたいな感じで、正直きれいになってるのかどうか微妙な感じでした。

場合によっては水垢みたいのが残って汚くなることも。 また、モップもただ濡らしてあるだけなので掃除後にちゃんと洗わないと汚れを広げるだけになるし、汚くなっていきます。

なので水拭き機能は正直実用的なものではありませんでした。

結構長いこと901を使って来ましたが、タイヤが磨り減ってカーペットの上とかで滑る様になってきてしまって、 それを輪ゴムで補強して使ったりしてました。

ということでそろそろ新しいものを、と探していたところでECOVACSからすごいのが出たので買ってみました。

ECOVACS DEEBOT X1 OMNI

DEEBOT X1 OMNIは世界初、モップ洗浄、熱風乾燥、吸水、ゴミ収集を行うステーション付きのお掃除ロボットです 1

これまでロボットに溜まったゴミを吸引して吸い出してくれるタワーを持つ機種は多々出てますが、 モップに関してはモップ部分は毎回洗うかもしくは使い捨てのモップを使う様な感じでした。

それに対してモップ部分も毎回洗ってにキレイにしてくれるというもの。 さらに熱風乾燥してくれるので、雑巾を放置して出てくるような匂いの防止になります。

モップがけに関しても、回転モップで圧力をかけてモップがけするので901のようにただ撫でるだけではなくちゃんとモップがけしてくれます。

現状では他社含めてこれに匹敵するものは少なく、唯一とも言えるライバルがRobocockのS7 MaxV Ultraになります。

ECOVACS DEEBOT X1 OMNI v.s. Robocok S7 MaxV Ultra

DEEBOT X1 OMNIは日本で2022年の3月頃に売りに出されましたが、 S7 MaxV Ultraは8月中旬に売り出されました。

当初せっかくなので違う会社のS7の方を買おうかな、とも思ってちょっと待ってたんですが 一向に日本で売り出されなかったので、 実はS7 MaxV Ultraが売り出される直前くらいにDEEBOTの方を買いました。

S7の方が良いと思われる点も結構あるので、それとの比較なんですが、 大きく違いそうなところや比較しやすいところは以下のような感じ。

DEEBOT X1 OMNI S7 MaxV Ultra  
最大吸引力 5,000Pa 5,100Pa
モップリフトアップ なし あり(4mm)
モップがけ 回転ブラシ 高速振動モップ
メインブラシ ブラシ+ラバー ラバー素材
モップ洗浄後の乾燥 熱風乾燥 自然乾燥
サイズ 362x362x103.5mm 353x353x96.5mm
バッテリー容量 5,200mAh 5200mAh
定価 198,000円 217,800円

吸引力やバッテリー容量は実質的なところは両方一緒に使ってみないとわからないところはありますが 同じレベル。

サイズはS7の方がやや小さい。

値段は共に20万円くらいですが、両方ともセールやら何やらで15万円前後で買えるようにはなってきています。

モップがけの方法が、

  • DEEBOT X1 OMNI: 2つの回転ブラシ
  • S7 MaxV Ultra: 横振動するモップ

と、全く違う構造をしています。 ECOVACSは横振動モップのモデルも出していていますが回転ブラシなものは他にはあまりありません。

どちらが優れている方式なのかは今後色々改善されながら生き残った方になっていくんだと思いますが、 現状この2つの機種を比べるとS7 MaxV Ultraの方が汚れに強い、というような意見が多い感じです。

(379) Comparatif Ecovacs X1 OMNI et Roborock S7 Maxv - YouTube

また、これらの機種はモップを装着しているときにはカーペットの上などは濡らさないように 避けるように掃除していきますが、 S7 MaxV Ultraはモップリフト機能があり、4mm以下の高さのカーペットであれば モップを少し浮かしてカーペットを濡らさないようにして吸引掃除だけをしてくれます。

DEEBOT X1 OMNIでカーペットの上を掃除したい場合はモップを外した状態で実行しなければなりません。

S7 MaxV Ultraも厚いカーペットはモップ装着時は避けて掃除しますが、 薄いカーペットが多くを占めているような家だとまとめて掃除してくれるモップリフト機能があるかないかは大きな違いになりそうです。

一方で、掃除終了後にモップを洗浄した後、DEEBOT X1 OMNIは熱風乾燥してくれますがS7 MaxV Ultraはそのまま自然乾燥になります。

S7 MaxV Ultraには別途乾燥ユニットがあり中国とかでは販売されているようですが日本ではまだ未販売です。

雑巾を放置しているようなものなので、濡れたままの状態はなるべく短くしたいもので、これがあるかないかでモップの状態は大きく変わってきます。自然乾燥だけだと比較的短い期間で交換しないと匂いとかが出てくるかもしれません。

ちなみに、DEEBOT X1 OMNIの下位バージョンのゴミ吸引なし、モップ洗浄機能のみのついたタワーを持つDEEBOT X1 TURBOは熱風乾燥ではなく冷風乾燥の機能を持っています。 ゴミ吸引別に要らないから、といってTURBOを選ぶと冷風乾燥になってしまうのでそこは結構注意が必要です。

それ以外の違いとしてよく言われるのがメインブラシの部分で、これはこれら最上位機種だけではなくて下位機種でも多くがRoborockはラバーだけのブラシ、ECOVACSが毛を使ったブラシになっていて、 髪の毛とかが絡まったときの取りやすさがRoborockの方が圧倒的に楽、というのがあります。

ただ、以前のDEEBOTだと毛だけのブラシだったのが、X1 OMNIのブラシだとラバー+毛のハイブリッドになっていてメンテのしやすさは上がりつつ、掃除力もキープ、といった工夫はされているようです。

ということで、簡単にまとめると

  • DEEBOT X1 OMNI: 熱風乾燥によりモップが清潔に保たれる。モップがけは少し劣る。
  • S7 MaxV Ultra: モップがけが優れている。モップリフト機能で薄いカーペットはモップ装着のまま掃除が出来る。モップ洗浄後は自然乾燥なのが気になる。

が、個人的な見どころ。

正直モップリフト機能は今も欲しいと思っています。 ただ、うちのカーペットが結構厚いものもあるので、定義通りだとS7 MaxV Ultraでもモップを外さないと掃除してくれないかもしれません。

一方で土足で歩くわけでもなく、そこまで汚くない床(と思う。。。)なので、洗浄力としては上の動画にあるようなレベルのひどい汚れはないのが前提で今のところDEEBOT X1 OMNIでも十分です。

なので熱風乾燥があるDEEBOT X1 OMNIの方が現時点では良いんじゃないかな、と思ってます。

モップ洗浄の必要性

掃除終了後に毎回モップを手洗いするのならモップ洗浄は要らないか、ということは絶対ないな、と使っていて改めて思いました。

ゴミタワーに関しては基本的にはどの機種も掃除終了後にタワーに戻ってきてゴミ収集を行うかと思います。 掃除機に載っているゴミボックスでも6畳の部屋なら1週間から数週間は貯められる位の大きさはあります。 なのでゴミタワーに関しては数日に一回ごみ捨てするのが苦にならないなら別に無くても問題ないかと。

一方で、 モップ洗浄は掃除中にも行われます。

DEEBOT X1 OMNIで水の量を(初期設定)、モップがけモードを普通でやると大体10平米位で一回戻ってモップ洗浄して水も吸水してまた再開します。 6畳の部屋の床が丸々空いていたら一回戻るかな、という感じです。

なので、大きな部屋や何部屋か一気に掃除させる場合にはモップ洗浄機能が無いと最後の方は結構汚れたモップで掃除する状態になってしまう可能性も。

モップがそれ程汚れなくても水が足りなくなることもあります。

また、ゴミの収集と違って、モップの清掃は掃除が終わった直後にやらずに汚い状態で濡れたまま放置するのは嫌ですし、 モップを手洗いしても乾かしてまた付けて、という作業があるので結構たいへんです。

というわけで、現状モップがけをロボット掃除機でやりたい場合には自動洗浄機能は必須かな、と思います。 付けないならモップがけは別途クイックルワイパー的なものでやった方がむしろ手間が省けるしキレイに保てるかな、と。

iRobotのブラーバー的なものも結構昔からありますが、小さい範囲を掃除するだけで、かつ、毎回使い捨てのモップを使えば良い、 ということであればキレイに保てるかな、とは思います。

床が広く開いている部屋だったり複数の部屋を掃除したい場合にはモップがけ専用ロボットだとしてもモップ洗浄は必須で 無いなら吸引だけにしてモップがけは手でやるべきかと思います。

モップの汚れ具合

モップ洗浄のタンクはフルに入れると家の広さで大体3,4日位持ちます。

一応洗浄済の汚水タンクに関しては毎回洗浄後に捨てることが勧められてますが、 毎日メンテしてると自動化のメリットが下がってしまうので給水タンクが無くなるタイミングで捨てています。 洗浄領域が狭くて2週間位経ってしまう様な状態だと途中で捨てた方が良いかも。

取り敢えず最初に交換しようとしたときの汚水タンクはこんな感じでした。

20220910_water0.jpg

たまにクイックルワイパー的な水拭きをしてましたが、結構汚れている感じ。

これが数日の間に溜まってしまう汚れなのか、これまでちゃんと掃除できてなかったのか、ですが、 その後さらに一週間後位の汚水タンクはこんな感じ。

20220910_water1.jpg

だいぶきれいになってます(画像がぶれてますが。。。)。

さらに一週間位したものがこれ。

20220910_water2.jpg

これくらいだと何もしなくてもたまるホコリの具合程度でも出るのではないかと。

というわけで、これまでの拭き掃除はあまりちゃんと出来てなかったということに。。。

逆にDEEBOT X1 OMNIは結構ちゃんと掃除してくれてるんじゃないかと思います。

実際のモップ側ですが、 初期設定のまま2時間乾燥にしてますが2時間後には完全に乾いていて、 1ヶ月程度経っても特に匂いが出るような事はなくちゃんとキレイに保てているようです。

モップがけ状況

水の量を初期値ので使ってますが、フローリングは掃除した直後にちょっと濡れてる感じです。

ぱっと見だと濡れてるか分からない程度で、直後に裸足で歩けば濡れてるのが分かります。 数分で乾きます。

これまで使っていたECOVACSのDEEBOT OZMO 901は水拭きがありますが単に濡らして引きずるだけのもので、 それだと引きずった後が見えるような状態で、ちょっと水垢っぽいものが残ってしまう感じもありました。

それに比べてX1 OMNIでは今のところそのような様子はありません。

何かをこぼしたとか明らかに汚れている箇所は気づいたら拭くので901との比較などはしてませんが、 どのくらいの汚れがとれるかは(379) Comparatif Ecovacs X1 OMNI et Roborock S7 Maxvを。

汚水タンクを見る感じでは良く掃除してくれてそう。

モップの水漏れ?

しばらく使っていると、通った後に水滴が落ちていることが出てきました。

20220910_waterleak.jpg

一部屋で一回位から始まってひどいときには一部屋でも数回。

全く出ないときもあってなにか不具合的なことかと疑ってましたが、どうやらX1 OMNIでは結構見られる現象のようです。

Omni X1 - leaves water drops while mopping : ecovacs

ここの噂によると、どうやら水をモップに供給する時に漏れてしまう、ということが起こっているらしい。

裏側を見てみるとこんな感じになっています。

20220910_omniback.jpg

左のモップがついていて右のモップが外れて真ん中辺に裏返して置いてありますが、 まず、モップは中心のところがマグネットになっていてマグネットでくっつける感じになっています。

モップの裏側は円状の隙間があって、ここに上から水を垂らしているようです。 モップが付く部分を見てみるといくつか穴が空いていてそこから水が出てきます。

ここから漏れないようにするためにどうすれば良いのか難しいところですが、 とりあえずマグネットでくっつける時に気持ち強めに押し込むようにするとあまりもれなくなりました。

一部屋で何回も漏れてた時はくっつきが浅かったのかもしれません。

水漏れが激しくなったらちょっとモップをちゃんと押し込んで付けて見ると良くなるかも。

モップがけ時のカーペット避け

901と違って、モップが付いているとカーペットのような段差があると上がらずに避けるようになります。

これが結構薄いものでも避けるようで、チェアマットのようなものでも避けてくれました。

水拭きを避けるという意味ではちゃんと避けてくれるな、といところですが、吸引が全く出来ないのは困るので、 現状では水を交換するタイミングで2日位モップを外して動かしたりしています。

本当は1日おきとか、水拭きした後に外してもう一度動かしたりするのが良いかもしれませんが、取り敢えずは そんな感じでやることで全体を掃除できるようになっています。

カメラ

X1 OMNIには物体認識のためのカメラが付いていますが、この映像をスマホから確認することができます。 なので動く監視カメラとして外出先から家の中の様子を見ることが出来ます。

現実的には使う時があるのか、という感じですが、ベッドの下とか動かした様子とか見るとちょっと面白いです。

X1 OMNI v.s. OZMO 901

今まで持っていた901と比べると

  • スリッパなど、床にある小物も避けてくれる
    • たまにスリッパを少し動かしてしまうこともあるけどちょっとずらす程度なのでそのままで大丈夫
    • 901は完全に引きずってしまうのでちゃんと片付けておく必要があった
  • コードも避けてくれる
    • 結構避けてくれるけどたまに乗り上げたりする。モップがついてるとモップ部分が引っかかって止まる
    • 901は認識してくれなかったのでそれに比べるとだいぶマシ
  • 水拭きがちゃんとできる
    • 901は濡れた布で撫でるだけみたいな感じだったのであまり実用的ではなかった
  • タワー付き

値段も全然違うので当然ですが、カメラやセンサー類はだいぶ良くなって、床のものを無理に片付けなくても下手に止まってしまうことはほとんどなくなりました。

まとめ

モップがけに関しては今までちゃんとできていなかった部分ができるようになったのでだいぶ変わりました。

センサーに関しても今までは掃除が始まる前にある程度気をつけておく必要がありましたがそれも無くなって大分楽に。

作業として増えたのは水の取り替えですが、数日に一回で、いつやっても良い作業なのでそれ程という感じ。

なのでまた全く違う新しいものを手に入れたな、という感じがして満足してます。

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