Firefoxのメモリ使用量を削減するアドオン を探してる時についでに見たアドオンなどのもついでにメモ。
バックグラウンドで開いたタブを表示するまで読み込まない
メモリが少ない環境で タブを大量に開いたりする時に、タブを実際に表示するまで 読み込まない様にすると一気にメモリを増加させる事を防げます。
Firefoxの環境設定ではタブの項目で タブが選択されるまでページを読み込まない という項目がありますが、これはセッションの復元時などだけに適用される動作です。
タブが選択されるまでページを読み込まない: Firefox の起動時や前回のセッションの復元時に前面に表示されるタブのみが読み込まれ、多くのタブが起動時に復元される場合の起動時間が短縮されます。他のタブの内容は選択するまで読み込まれません。
普段バックグラウンドで開いたタブを後から読み込むようにするためには アドオンに頼るのが簡単ですが、
BarTab :: Add-ons for Firefox: https://addons.mozilla.org/en-US/firefox/addon/bartab/
という有名なアドオンがありましたが、これは37以降には対応してないようです。
と思っていたら、
BarTab Lite :: Add-ons for Firefox: https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/bartab-lite/
という、Liteなバージョンが審査中ですが37以降でも使える様です。
見てみたものの、まあ、必要ないかな (バックグラウンドで開くときはそもそも裏で読み込んでもらってすぐに開いたら見れるようにしたい、と言う時が多い)、ということで削除。
データベース最適化
Macだと /Users/USER/Library/Application Support/Firefox/Profiles/XXXXXXXX.default/places.sqlite とかにあるあれの最適化。
今、手元のやつだと最適化とかを行った後ですが70MB位あります。 (コレも数年前までは10MBもあれば大きすぎ!とか言われてた気がしますが。。。)
これが肥大化してくると立ち上げなどにも影響が出てくるので 適時最適化してあげると良いよ、と言うのはよく言われている所です。
Vacuum Places Improved :: Add-ons for Firefox: https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/vacuum-places-improved/?src=api
これはデータベースの最適化をしてくれるアドオン。 何回立ち上げる毎に1回cleanするか、と言う設定だけ。 後は細かい設定などはなく、自動で行ってくれます。 10回に1回くらいにして使ってます。
ずーっと立ち上げてる事が多い人なんかは毎回でも良いかも。cleaning自体はそれ程負担にはなりません。
Places Maintenance :: Add-ons for Firefox: https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/places-maintenance/?src=search
このアドオンはFirefoxのデータベースの開発者の一人のMarco Bonardoという人が 作ったものということで 1、 古くからありますが安心感はあります。
こちらも同じようにデータベースの最適化を行ってくれるアドオンですが、
- 整合性のチェック(Check Integrity)
- インデックスの再構築(Rebuild Indeces)
- 有効期限切れの削除(Expire)
- 一貫性のチェック(Check Coherence)
- データベースの最適化(Vacuum)
- 統計結果表示(Statistics)
と、色々な事をやってくれます。 (もしかするとこの手の機能の一部は本体に取り込まれてたりするのかも。)
ただし、定期的に実行してくれる機能はないので、手動で行う必要があります。
普段はVacuum Places Improvedで定期的に最適化を行って、 たまにPlaces Maintenanceを行うと良いかと。
about:configでの設定
about:configで出来る設定についていくつか。
- browser.cache.disk.enable:
true
(デフォルト)でディスクにキャッシュする。 - browser.cache.memory.enable:
true
(デフォルト)でメモリにキャッシュする。 - browser.cache.memory.capacity: kB単位でメモリの使用量上限を設定。現在はデフォルトでは設定されておらず、自動で設定される。
- browser.cache.memory.max_entry_size: kB単位で1つのエントリーで使えるcacheの最大値を設定。(デフォルト5120、-1にすると制限なし。)
Mozilla networking preferences - Mozilla MDN: https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Mozilla/Preferences/Mozilla_networking_preferences
- browser.sessionhistory.max_entries: 戻ると進むで覚えて置ける最大ページ数。(デフォルト50)
- browser.sessionhistory.max_total_viewers: メモリにキャッシュされる履歴の最大ページ数。デフォルトの-1だとメモリ数によって適当に設定される(1GB以上だと8ページ。)0だと一切メモリにキャッシュしない設定。
Browser.sessionhistory.max total viewers - MozillaZine Knowledge Base
この辺色々いじって少しでもよくしよう、と言う時もありましたが、 今の環境では下手に弄らずにFirefox自身に勝手にやってもらうのが一番だと思います。
アドオンのゴミ掃除
eCleaner :: Add-ons for Firefox: https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/ecleaner/?src=search
昔使ってたAddonの設定の掃除が出来るアドオンです。
表示される項目がアドオン名とちょっと違ってたりわかりにくかったりしますが、 明らかに消したと思うアドオン等のものはここで削除。
もし今ある設定が消えてしまうかも、と言う不安な場合は Profiles/XXXXXXXX.defaultディレクトリをバックアップしておくなり何なりしてからすればOKかと。
アドオンを色々試してたりすると結構色々残ってたりします。
ブックマーク整理
Bookmark Duplicate Cleaner :: Add-ons for Firefox: https://addons.mozilla.org/en-US/firefox/addon/bookmark-duplicate-cleaner/
重複したブックマークを探して整理できるアドオン。
もはやブックマーク自体はそれ程使わない
((tab)open
でURLやタイトルの一部を入力して探すか、もしそれでも見つからない時は
Googleで探してしまう)ので余り気にしてませんが、
久々にみてみたら20個位あってまあ手動でも消せる範囲なので
ちょっと整理しておきました。
コレも一応無駄な物は無い方がほんの少しですが軽くはなるはず。 Firefox Syncとか使って同期もしてますので。
キャッシュや履歴を削除
最後に基本的なところですが、 環境設定のプライバシー 等から出来る 最近の履歴を消去で キャッシュやオフライン作業用データ、表示履歴なんかを消すと多少は負担が減ることも。 (これももはやそれ程負担にはならないと思いますが。)
ただ、キャッシュやオフライン作業用データなんかは 今はもうネットが十分速くて常に繋がってる時代なので削除しても全く問題ないので削除する分には問題ないかな、と。
一方履歴はVimperatorで(tab)open
する時に使うのでなるべく残しておきたい所です。
まとめ
そんな感じです。
A couple add-ons for Places maintenance - Marco Bonardo: http://blog.bonardo.net/2011/08/05/a-couple-add-ons-for-places-maintenance↩