GNU Screen 4.7.0
ちょっと前になってしまいますが、10月1日にアナウンスがありました。
4.2.0が6年ぶりに2014年にメジャーアップデートでリリースされ、 4.3.0、4.4.0が1年おきにリリースされ、その後4.5.0、4.6.0は半年おきにリリースされていました。 4.6.0が2017年1月だったので今回の4.7.0は2年以上経ってのリリースになります。
Gitの履歴だけ見るとそれほどアクティブさが減ってる感じもないですが、 特に目玉的な追加機能ができたわけではなかったのでリリースまではせずに来たけど 色々細かいことが溜まってきたので今回のリリース、といったところでしょうか?
アップデート内容
内容としては
- Adds support for SGR (1006) mouse mode
- Adds support for OSC 11
- Updates Unicode ambiguous and wide tables to 12.1.0
- Fixes:
- cross-compilation support (bug #43223)
- a lot of manpage fixes and cleanups
と言った感じで特別大きな機能の追加などはありません。
多くの人が恩恵を受ける項目としてはmanpageが更新された、というところでしょうか。
Homebrewでアップデート
Homebrewなどでも4日位にフォーミュラがアップデートされています。
screenutf8
GNU screenは日本語が苦手なところがあり、今までのリリースに対しては パッチを当てて使ってきていました。
一応4.6.0のときにも確認してだめだな、と思ってパッチ用のFormulaをアップデートして使ってきたのですが、 今確認してみると特に問題が見えませんでした。(4.6.0でも4.7.0でも)
上でテストしている/ユーザーズガイドと情報という日本語フォルダは今は無いのですが、 同じ様なものを作って見てみても問題ありません。
これをiTerm2/ターミナル.app両方で問題なし。
Macに元々入っている(/usr/bin/screen)は古い(4.0.3)ものですが、確かもともとなにかパッチが当たった状態で 最初から文字化けは起こさなかったと思いますが、今見ても問題はありません。
ターミナル.appだと何かしら問題が良く見えたと思うのですが、
今の所見えないのでHomebrewでもscreen
フォーミュラを使おうと思います。
rcmdnk/homebrew-rcmdnkpac: Repository for Homebrew Tap, including Formulae of rcmdnk’s packages.
ここにあるscreenutf8は4.6.2のままにしておきます。 4.7.0に対応させるにはパッチを作り直さないといけないので。
もし、Homebrewで入れられるscreen
で文字化けなどの問題が起こったら教えて頂たらまた見てみたいと思います。
追記: 2019/11/19
すいません、やっぱり文字化け起こすのでアップデートして
$ brew install rcmdnk/rcmdnkpac/screenutf8
で対策版をインストール出来る様にしておきました。
追記ここまで