最近気づいたのですがEvernoteでマークダウン書式が徐々に色々と有効になっていたんですが、 この前のアプリの大型変更の際?くらいからリンク書式を入力するとリンクとして 変更する仕様になったようです。
Evernoteのオートフォーマット
以前はMarkdownが書けない、ということで他の後発アプリから差別化されていた感のある Evernoteですが、いくつか出来るようになっています。
ただし、マークダウンに則って、というよりはマークダウン以外でもよくありそうなものが 集められてる感じではあります。
- 箇条書き(番号付き)リスト
- チェックボックス
- 水平線
- コードブロック
- リンク
に関してはマークダウン的な書き方が出来ます。
表もありますが、これは違う書き方。
この中で箇条書き、チェックボックス、水平線辺りは結構前から一応知っていました。
コードブロックに関しては、文章を選択して右クリックからの選択肢にあるのでそれを 使ってましたが、マークダウン的に書けるのは知りませんでした。
何やら**Bold**
的なものも出来たりしたのができなくなったり
以前出来たものができなくなったりしたものもあるようです。
EvernoteでMarkdown使えない?使い方を説明 デザイナーになりたい人のためのデザイン独学ブログ|Yososhi
リンクのオートフォーマット
で、リンク、に関しては、以前からマークダウン的な書き方はしていたので、 確かにオートフォーマット的なことは出来なかったと思うのですが、 今は変換されるようになってるみたいです。
ただし、これが変換されるのは、手動で書いて、)
の後にスペース入れるか改行を入れると
リンク文字に変換されます。
コピペーして改行したりしても駄目で、一度)
を消してもう一度書くか、
逆に一回スペース入れて消してもう一度スペースを入れる、とかするとオートフォーマットされます。
また、リンク部分がある程度リンクっぽいものじゃないと駄目みたいで
[example](example)
とかだと手動で書いても変換されません。
[example](example.com)
だと変換されます。
ただ、
[example](example.co.jp)
は駄目。
[example](http://example.co.jp)
だといけます。この辺の定義は不明。。。
無効化出来ない
で、これが出来るようになって嬉しいか、というと実は逆に邪魔くさいです。
書いたら書きっぱなし、の文章であれば別に良いのですが、 ちょっとURLが間違ってた、とか、URLを目で確認したい、というときに 右クリック編集に行ってURLを変更したりしないと出来ません。
基本的に見やすくまとめておく、というよりひたすらメモとして、必要なときに必要な様に書き換えたいので、 もとのままの方が良いわけです。
Markdownはそのまま見てもわかりやすい、というのが一つの利点なので。 もちろんHTML化してきれいに見せてくれる状態もあると嬉しいので、その両者の変換が出来ると一番うれしいのですが、Evernoteではそれは出来ません。
であればこの様なオートフォーマットは無効化したいところ。
が、
注: 自動書式設定を新しい Evernote for Windows で無効にすることはできません。
と。。。
以前は無効化のオプションがあったようですが、なぜか無くなってしまったようです。
正直結構だるい。 リンク文字とコピペで入れたマークダウン書式のものが交じる様になっています。 (それをいちいち訂正するのも面倒なのでなんとなくで放置しています。)
Markdownで書く方法
Markdownで書いてMarkdownのものはそのまま保存しておいて、 見るときはHTML化して整形してみたい、というのが一番やりたいことなんですが、 Evernoteでもそれっぽいことがサードパーティーアプリを使うことで出来ます。
随分昔(5年以上前?)からやってるサービスだと思いますが、 その当時もちょっと試して便利だな、と思った覚えはあります。
これを使う場合は、Marxicoの中でMarkdownで書いてMarkdownで保存し、 その際、サイドバイサイドでHTML表記も見れます。
これをEvernoteと同期すると、Everenote側ではHTML形式の編集不可なノートとして現れます。 最初はInboxに入ってますが、移動させてもMarxico側からは同じ様に編集できます。
ただし10日間だけフリートライアルで、その後は有料で$15.99/year
です。
Evernoteを有料で使うなら年払いで500円/月程度で、 それに対して100円ちょっとなので使っても良いかな、とは。
ただこれくらいのことならちょっと別の方法でやれそうだしお金はらってまで、と思ってしまうことも。。。
あと、これはスマフォアプリ的なものはありません。
ちょっと使ってみると、編集する際にはMarxicoのサイトを開かないといけなかったりするのがやはり結構辛い。。。
他のアプリ
他のノート系アプリはどうなのか、というと、基本的にはこういった入力をオートフォーマットで変更してくれるものが主流だと思います。
良く、NotionはMarkdownで書けるから良い、とは言いますが、 これも一度フォーマットされたら直すにはGUI的な操作で編集するしかありません。
まあ、適当に書いておくメモであればそれの方がやりやすいと感じるときもあるのかもしれませんが、 あまりMarkdownで書ける、というメリットが無いような。
あと、やはりメモなのにオンラインしか無い、というのはちょっとつらいです。 サービスがいきなり終わったり、アカウントがバンされたときに何も取り出せなくなるので。
また、さっとメモしたり検索するにはローカルアプリのほうが速いです。
Evernoteのようにローカルに同期したりバックアップが取れないものはどうしても辛いところが。
これらもブラウザベースのサービスですが、 Markdownで書いたものはそのまま保存して、見るときにはHTML形式で見れる、というものです。 (編集時にもサイドバイサイドで見れる)
これらは個人で使うのであれば無料でも使えます。 esaも同じような感じですが無料プランが無いです。
HackMDは GitHubにノートをアップロードする機能もあるとか。 これを使うと色々と違った使い方もできそう。
ただぱっとメモしたりするにはやはりローカルアプリがないと使いづらい。
そのあたりも含め完全にMarkdownに関して満たしてくれる Simplenoteというサービスもあります。
Simplenoteは完全にテキストだけを管理するアプリで、Markdownで書いて、
その文章をMarkdown
として指定しておくと目玉マークを押すだけでHTMLで整形した状態で見れる様になります。
もう一度押せばMarkdownのテキストに。
この辺りは好みですが、HackMDとかは編集時にサイドバイサイドの表示で見せてくれますが、 Simplenoteはどちらかしか見れません。 ただ、個人的には自分のメモを書くだけなら多少見た目がおかしくても良いので 書くときはテキストだけで良いかな、と思ってます。なのでSimplenote的な方が好きです。
SimplenoteはWin/Mac/Linux/iOS/Androidでアプリがあります。
ただし、Simplenoteは画像の貼り付けなどは出来ません。 なのでほんとにメモ程度なら良いのですが、Evernoteの今の使い方だと移行は難しいです。 Webクリップとかも結構重要だったりするので。
というわけで、なかなかすべてを満たしてくれるサービスはありません。。。
Macの余計なお世話
ちなみにMacにも似たような余計なお世話変換してくれるものがあって、 こちらはきちんと無効に出来ます。 (Evernoteの様にアプリ側で勝手にやるものと混じって余計にややこしい。。。)