前回の修理依頼
今年冷房を使い始めたところ水飛びが気になって仕方なかったので 修理を依頼しました。
特に販売店保証とかはつけてないのでメーカー保証のみで、 本体保証は1年ですが、冷媒回路は5年の保証です。
問題は 冷媒機の金属部分が本来の親水性を失ってしまって 水をまとめて下に流せずに残ってしまう状態で それが飛んでくるという状態でした。
前回はそれに対して冷媒機の熱交換器部分をクリーニングスプレーで きれいにしてもらう、という作業をしてもらいました。
やってもらった直後はちょっと良くなったかと思ってたんですが、 実は次の日には水が飛んでくるようになってました。
また、冷房を止めたあと凍結洗浄を行うときがありますが、 その凍結洗浄時に最後に水を流すことが上手く行かないのか、 それが蒸発して部屋の湿度がかなり上がってしまう状態にもなりました。
これは以前ときちんと比較できないですが、他の部屋のものに比べると明らかにおかしいレベルで窓を開けないとまずい、と感じるくらい。
家を出るときに止めて部屋がこの状態になってるかと思うとうかうか凍結洗浄が行われる状態で放置はできないくらいです。
状況
熱交換機のところはこんな感じでの鉄の部分に 目で見て明らかにわかる感じで水が付いています。
同じ機種の他の部屋のを見るとこんなには付いてないのでやはり問題があるのではないかと。
再度依頼
とはいえ夏の忙しい時期にすぐに呼ぶのもあれだと思いながらつらつら過ごしていたのですが、来年になってまた嫌な思いをするのも嫌なので冷房シーズンが終わりそうな時期ですが再度診てもらいました。
前回のクリーニングではだめだったということで、今回は熱交換器ごと交換ということになりました。
下のブログの人も2回目はスプレーの作業で2回めで交換したとのことで全く同じ状況っぽいです。
交換は一度本体を壁から外したりもしたので2時間くらいかかってました。
音階は熱交換器の交換、ということでしたが、もし保証外だとすると、
を見るとコンプレッサーの交換で11万円から13万円ということで 熱交換器の交換、と言っていた今回のものがそのままこれにあたるか分かりませんが 他に該当しそうなものもないのでこれくらいかかるものかも。
冷媒機の保証は5年ということで今回も保証の範囲内ということでした。
流石に10万以上かかるなら別のを買うかな、というレベル。
その後
交換後、数日経って未だ暑い日が続くので冷房をつけてますが、今のところ水飛びは出ていません。
直接目で見ても熱交換器部分に水滴が溜まってる様子は見られません。
ただ、湿度的には夏真っ盛りの時よりも大分落ち着いて来ているので また来年の夏になってみないと本格的にはわからないかもしれません。
冷房を切ったあとの凍結洗浄での湿度上昇に関しては以前のような異常さは無くなったと思うので 恐らく良くはなってるとは思います。
問題が起こる原因
問題が起こる原因ということで、一般的なこととして説明をもらいましたが、
- 近年色々なところで撥水性物質が使われるようになってきていて、それは建材や芳香剤、消臭剤また化粧品など多種に及ぶ。それらが熱交換機の親水性を落とす。
- 多岐にわたるのでどれを無くせば良くなる、ということを特定することは難しい。
- そもそも壁とかが原因ならどうしようもない。
- 特定のエアコンで起こるということではなく、他社も含めてどうしても起こり得るもの。
- 換気口の近くにあるとそこから熱い湿った空気が上がってきて親水性を超える量の水がついてしまうことがある。
などなど。
特に新築の物件とかの方が壁とかに親水性物質があったりして水飛びが起こりやすかったりすることもあるみたいです。
換気口の近く、というのも、うちの場合は問題のエアコンの真下に空気の取り入れ口があります。ただ、そこにエアコンの室外機への口と電源もあるので設計的にそこに設置するものなのでどうしようもありません。
そのあたり、住宅を作る側とエアコンメーカーとでちゃんと話してよと思うのですが、それほど多く起こってるわけでもないのと因果関係も確実とも言えないので 改善しよう、みたいな話は全然ないみたいです。
できることとしては、
- 消臭剤やスプレー類をなるべくエアコンが動いているときに使わない。近くで使わない。
- 換気を頻繁にする。
- クリーニングをなるべく頻繁に行う。
- 白くまくんだと凍結洗浄があるので、それを自動で行われるタイミング以外にも手動で時々実行する。
など。
とはいえエアコン側の個体差も大きいのはあるみたいなので、交換で治るものなら交換した方が良いには良いです。
特にエアコンの保証が特殊で、日立の場合ですが、メーカー保証だけでも本体保証は1年ですが冷媒機部分は5年ということをきちんと把握しておきたいところです。