現在Happy Hacking Keyboard (HHKB) Professional2(英字配列)をメインのキーボードとして使ってるんですが、
このキーボードにはちょっと特殊なキーがついているので、104.mayuだけでは
定義できていないキーがあります。
今回はそれらのキーを定義する方法と、実際どう使われているか調べる方法についてです。
HHKBのダイヤモンドキー

この様にHHKBには◇なマークがついたキーが付いていて、 Windowsの場合はWinキー、Macの場合はCommandキーにして使ったりします (キーボードの後ろにスイッチが付いていて、Altと入れ替えたり好みに設定できたりもします)。
ちなみに、このキーの正式な呼び方が未だに分かりません。 (公式の説明でも◇キーと書いてあったりWindowsの設定ではWinキー、 MacではCommandキー、とそのまま書いてあったりするので。)
ともかく、これらのキー番号を調べてyamyの中で使える様に キーを定義してあげます。
キー番号を調べる
yamyアイコンを右クリックして`調査`をクリックします。
すると、このような画面が出てくるので、`スキャンコードの調査`の枠を一度クリックした後、
適当にキーボードを叩いてみます。

そうするとしたのログに、各キーボードの番号とそれがyamyでなんという名前で定義されているかが表示されます。
ここでは、aはAと定義されていますが、その後の左右◇は定義されていないことが分かります。
(それぞれの前のD-、U-はキーボードを押した、離した、で、L-Buttonとあるのは左クリックです。)
キーを定義する
yamyフォルダにある104.mayuなどを見れば分かりますが、Aは、
def key A = 0x1e
と定義されています。 これに従って自分の設定ファイルに左右◇を定義してあげます。
# Happy Hacking Keyboard (HHKB) key definition
def key LD = E0-0x7b
def key RD = 0x79
この設定ファイルを読み込んでやるとこの様にLD、RDされています。

こうすることによって、以下で
# Left Meta key to Alt (at SW5=Off)
mod alt += LD
key *LD = *LAlt
# Right Meta key to Win key
mod Windows += RD
key *RD = *RWindows
と言った定義が可能になります。
仮想キーの調査
調査windowの右側に仮想キーの調査と言うものがありますが、ここをクリックしてから
キーを押すと、実際にyamyでどのように定義されているか調査することが出来ます。
ここでは、
key a = b
を定義したファイルを読み込んで調査してみます。

まず、スキャンコードの調査をクリックした後、a、b、C-a、C-bを押しています。
その後、仮想キーの調査をクリックして、同じくa、b、C-a、C-bを押しています。
見て分かる様に、最初のaを押した所が、仮想キーではbとして認識されています。
しかし、下で、Ctontrolと同時に押したときはC-aとしてそのまま認識されていることが分かります。
Windowの調査
調査のwindowを使ったので、ついでにウィンドウの調査も説明していきます。 yamyではアプリケーション毎に仮想キーを定義してあげることも出来るのですが、 その時にウィンドウのクラス名とタイトル名が必要になります。 これを調査するには、

この様に、ウィンドウの調査にあるターゲットをドラッグして知りたいアプリケーションの
ウィンドウまで持っていきます
ここではFirefoxのウィンドウを調べました。ログにはyamyの項目やExplorerの項目がありますが、
これはFirefoxまでにたどり着くまでに出てきたものです。
最後の行を見ると、CLASS、TITLEとある行がありますので、これをメモっておくと後で
各アプリケーション用の定義をする時に使えます。
というわけで、yamyについては今回は以上です。
新しいHHKBが欲しい
yamyとは全く関係無いですが、 久しぶりにHHKBをググってみたら新しいType-Sと言うものが発売されていました。 (というか2年くらい前なんで恐ろしいほどスルーしてたことになります…)
実際に触ってみないことにはなんともわからないのですが、持っている人の感想とかを見ていると、 特に静かになっている、と言う部分に惹かれます。
最近(と言ってもこれも2年位前からですが)Macを使う様になって、 Mac純正のキーボードが薄くて音が小さくて良い感じなのでちょっと惹かれてたわけですが、 やっぱり余計な物が付いてないのと、一旦慣れると叩き心地が忘れられないのでHHKBをMacでも使っています。 たまに自分でもうるさいな、と思う時があるので、その点が改善されてるのは嬉しいところです。 (キーが軽くなり過ぎると微妙なのかもしれませんが、多分慣れでどうにでもなるのかな、と。)
ただ、今の時点で発売されているのが全て白で、日本語刻印有り、英語刻印あり、無し、だけなんですね。
今は、黒の英語、刻印有り、を使ってるんですが、白だとどうしても汚れが目立つのと、刻印有りだと 刻印がうるさい感じになるので、やっぱり黒の方が好きです。
黒で刻印有りだと、遠目からは刻印無い感じでスッキリしてて素敵です(たまに文字ないじゃん?と突っ込まれて良く見せたり)。 刻印無しだと流石にやり過ぎ感がある感じが…
でも、白にするならいっそ刻印無しの方が潔くて良いので、白なら刻印無しが欲しいところ。
しかし、3万とな…
Liteだと5千円もしないわけですが…


