rcmdnk's blog

TeamViewer_200_200

TeamViewerでVersion 9からWake-On-Lanが使える様になったので その設定について。 ルーター越しで固定IPが無くても出来る様にしました。

TeamViewerでWake-On-Lan

取り敢えずTeamViewerを最新のものにしておきます(Version 9)。

で、後はマニュアルがかなり細かくあるのでそれに従えばOK。

Wake-on-LANのマニュアル

やったのは パブリックアドレスからコンピュータを起動 の方です。

接続先の環境は元の回線からBroadStation で分配した先に設置してある状態です。

固定IPを取っているわけではないので、 No-IPのダイナミックDNSを使います。

サーバー側のPCはWindows Vistaです。

サーバー側のPCの設定

上のマニュアルにあるとおりですが、

  • BIOSでWake Up On Lanを有効にします。
    • 通常、起動時にF2を長押ししてBIOS画面を起動して、 Wake On Lanに対応してればPower(電源)の項目に設定があるはず。
  • ネットワークカードの設定
    • コンピュータを右クリックでプロパティ 出てきたシステムの画面で左の一覧よりデバイスマネージャー ネットワークアダプタ内にある使ってるデバイスを右クリックしてプロパティ 電源の管理タブへ行き 電力の節約のために、コンピュータでこのデバイスの電源をオフにできるようにする にチェックを入れ、その後 このデバイスで、コンピュータのスタンバイ状態を解除できるようにする をチェック。

以上がパソコン自体でWake On Lanを使える様にする設定です。 (Windows 8やMacでの設定は上のTeamViewerのマニュアル参照。)

ダイナミックDNSの設定

No-IPを使ってダイナミックDNSを設定しました。

No-IPについてはこちら参照:

No-IPを使ったダイナミックDNSの設定

サーバー側のTeamViewerの設定

TeamViewerの設定をするときには管理権限のあるアカウントでログインして設定を行います。

それ以外のアカウントから管理者として実行を選んでTeamViewerを実行しても 管理権限が必要なところは変更出来ないことがあります。

  • アカウトの割り当て
  • TeamViewerでその他全般 Wake-on-LAN設定 へ行き、パブリックアドレスにチェックを入れ、先ほどNo-IPで設定した ホスト名をアドレスの欄に入力します。 ポートはデフォルトで9番になってますが、必要ならば他の番号へ変更。 複数端末がルーター越しにある場合には違う番号で10009とか10019とかを 使えば良いかと。

以上でサーバー側でのTeamViewerの設定は終了です。

ルーターの設定

もし、外からルーター越しにサーバーがある場合には No-IPの設定 の所にあるようにポートの設定をルーターでしておく必要があります。

デフォルトのままであれば9番ポートを使うので、 ルーターの9番ポートをサーバーの9番ポートに転送するように設定しておきます。

他の端末から起動してみる

サーバー側の端末が止まっている時に 1、 他の端末でTeamViewerを立ち上げると オフラインのグループに入っていますが、 上の設定がされている端末については、 右側にある下矢印をクリックして展開すると

wakeup

こんな感じで起動ボタンが表示されます。

この起動ボタンを押すか、 直接オフライン表示されてる端末名をダブルクリックすると Wake-On-Lan信号が送られて起動されるはずです。

ただ、うちの環境ではなぜか 起動ボタンを押しても一度

起動に失敗しました [端末名]

という表示が出て、さらに暫くすると

デバイス「[端末名]」は現在オンラインです。このデバイスに接続しますか?

という表示が出てメインウィンドウの方でもオフラインを抜けて マイコンピュータの領域等に表示されオンライン状態になっていて、 実際に接続出来ます。

さらに、直接ダブルクリックすると

接続出来ません。

パートナーのパソコンでTeamViewerが実行されていません

と出るのですが、その後しばらくすると端末名が しれっとオフラインのグループからマイコンピュータのグループに移動して 接続出来るようになります。

これらは下に書く様にすでに起動シグナルが送られてるから起こる?のかも。

モバイル版からは起動ボタンの様な物がないので 直接接続を試みると上の直接ダブルクリック と同じ様に一度、実行されてない、と出てからしばらくすると起動されて オンラインのリストに移ります。

さらに、このモバイル版と両方からやってる時に気づいたのですが、 どうもTeamViewerアカウントにサインインした瞬間にも 全ての端末にWake-On-Lanが送られる様な状態になって 勝手に起動してしまうこともある様子。

まず、Mac版でコンピュータ一覧を表示させておいて 接続したいサーバーがオフラインになっていることを確認します。

その後、もAndroidのモバイル版のTeamViwerを立ち上げて ログインした後、その瞬間はオフラインなのを確認。

で、暫く待っているとサーバーが立ち上がったのかオンライン(マイコンピュータ) の欄に移ります。 (しばらく、はスリープ状態から戻るまでの数秒程度。) モバイルの方からもMacの方からもオンラインに見えます。

確かに接続しようとすると上の様な文句は出ずに素直に接続でき、 確かに起動している様です。

さらに、この様にして起動させられたサーバーは、 一定時間経つと自動的にオフラインになります。 今、テストしたサーバーでは30分経つとスリープするような設定になってるのですが、 この場合には2分足らずでオフラインに入っているので TeamViewerによる強制スリープ的なことになる模様。

逆にモバイル版で確認しながらMac側の物でサインアウトしてサインインしなおしても やはり立ち上がりスリープします。

さらに、 TeamViewer Management Console へサインインしても同様に最初はオフラインですが、 しばらくするとオンラインになり、 また2分足らずでオフラインになります。

実際サーバー端末の様子を見ていると起動してスリープさせられてました。

また、スリープした時の信号を上手く捉えられず、 サーバー側はスリープになっていても 他の端末での表示がオンラインのままになっていることもありました。 (TeamViewerを改めて立ち上げたりするときちんと認識はされていましたが、 立ち上げっぱなしにした時にはすぐに反応するときもあればそうでないことも)

Webから立ち上げる

TeamViewrの TeamViewer Management Console からも起動することができるので、 単に端末を起動させるだけならこれでどこからでも簡単に出来る様になります。 勿論、ここから接続することも出来ます。

ただ、Webページからでも上に書いたようなサインインした時に起動信号が送られる、 と言った感じのことが起こるので 単にサインインすると立ち上がりますがりますが

シャットダウン状態から立ち上げる

ここまではサーバー側をスリープの状態にしてからの立ち上げでしたが、 シャットダウンしてからの立ち上げを試してみたところ上手く行きませんでした。

上に書いたようなメッセージが同じ様に出てくるのですが、今度は一向に立ち上がりません。

TeamViewerのせいじゃなくてPC側の設定のせいかもしれませんが、 どうも上手くいかなかったので今のところは置いておくことに。

まとめ

一応Wake-On-Lanっぽいことは出来る様になりました。

スリープ状態になってるサーバーを起こしてつなげる事が出来る様になったので、 取り敢えず当初の目的は達成しました。

ただ、いくつか上手く行ってない所があって、

  • シャットダウン状態から復帰できない。
  • TeamViewerにサインインするだけで起動シグナルが送られる。
  • オンラインであるかどうかの表示が不安定。

恐らく最初の問題はサーバー側の問題で、 後はTeamViewer側の問題だとは思うのですが、 差し当たりそれ程問題にはならないのでそのうちまた調べてみることにします。

Sponsored Links
  1. スリープ休止状態の場合、 もしくはWindowsの場合はシャットダウン状態でもOK。 (Macの場合はシャットダウン状態には対応してません。)

Sponsored Links

« No-IPを使ったダイナミックDNSの設定 GitHubの自分のレポジトリで最近いくつCloneされたか確認出来る様になった »

}