El Capitanがリリースされるにあたって、 Macのウィルス対策ソフトSophos Anti-Virusがちょっと間違ったアップデートをして一部ディレクトリの管理権限を勝手に変えてしまう問題がありました。
11月前半までにアップデートする、とういことでしたが、 2週間くらい前にアップデートされたみたいです。
Sophosの起こした問題
OS X Elcapitanでは/usr/ディレクトリなど、一部のディレクトリを root権限を持ってしても変更できないようにする SIPというセキュリティシステムが導入されています。
/usr/の中でも/usr/local/だけはユーザーが管理できる様になっていますが、
これにあたって、Sophosが何故か/usr/local/bin/及び
/usr/local/share/をroot
ユーザーのものに変更する、と言うことを行うようになりました。
インストール時と、さらに定期的に変更するので、
一旦、/usr/localをHomebrewで使うためとかに通常ユーザー権限に変更しても
いつの間にかroot
のものになっていてエラーが起きたりしていました。
ウィルス対策ソフトがウィルスっぽい働きをする、と言う(よくある?)現象。。。
Fix版
現在の最新版は9.4.1でこのバージョンでは権限を勝手に変更することはなくなっています。
ただし、Homebrew-Caskでインストールすると、まだ9.4.0がインストールされるので、 インストールした際に/usr/local/bin/及び/usr/local/share/の権限が変更されます。
なので、直接Sophosのホームページからインストールするか、 Homebrew-Caskでインストールした後に メニューバーアイコン等から今すぐアップデートを行った後、 9.4.1になったのを確認して、 ターミナルから
$ sudo chown -R $(whoami):admin /usr/local/bin && sudo chown -R $(whoami):admin /usr/local/share
とでも実行して直してください。
ちなみに、ホームページからインストールしようとしたら、 新しいベータ版もリリースされてるらしく、 これのインストールには登録が必要みたいですが無料で使えるようです。
無償、無料、個人利用 アンチウイルス、マルウェア対策、Mac Sophos Anti-Virus for Mac Home Edition
古い方もまだ上のページからてに入ります。 (取り敢えずCaskで入れてるので古い方を使っています。)
差し当たり他によさ気なウイルス対策ソフトもあまり無いので、 Sophosが治ったということでまた暫く使ってみようと思っています。