流石に今の時代にテキストベースなブラウザを使ってウェブページを通常閲覧することはありませんが、
コマンドラインでページの中の情報とかを取ってこようとする時にwget
とかで
ページのソースを取ってきて解析するよりも
w3m
とかで整形された形で取ってくると便利だったりします。
ちょっと久しぶりにw3mを触ったので簡単なキー設定などのメモ。
w3m
w3mは日本産のテキストブラウザです。
ターミナル上でブラウジング出来るブラウザですが、 Emacsから起動するモードなどもあり、Emacs上で使ってる人も良く居ました。
テキストベースなので軽いし、ターミナル上でキーボードのみを使って 操作できると言うことで普通にメインのブラウザとして使ってた人も居たと思います。
流石に今はウェブページも複雑なものが多くテキストベースだとどうしようも無いページも多く 普段使いしてる人は居ないと思いますが、 今もターミナル上でウェブの情報を取ってくるツールとして便利なものとして使ってる人は多いと思います。
w3mのキー設定
w3mはVimとEmacsを混ぜた様な感じのキー操作感になっています。
J
やC-n
で下へ進む、など。
キーバインドは~/.w3m/keymapというファイルに書くことで 変更することが可能です。
簡単ですがこんな感じの設定をしています。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 |
|
各行keymap
+ <key>
+ <action>
と言った感じになっています。
この<action>
と書いた部分については
w3mを立ち上げた状態でH
を押すとヘルプが出て
DOWN,J,C-n Move cursor down (a half screen scroll at the end of screen) (MOVE_DOWN)
こんな感じで
アサインされてるキー 実際の動作 (action名)
と言った感じに羅列されてるのでこれを参考に。
h/j/k/lについては、元々大文字小文字で逆に動作が設定されているものを交換しています。
UP
というのはページを上に上げる、と言う意味で、
一行ずつ下の部分を表示していく感じになります。
ただし、カーソルは元の位置に残るので続けると一番上側に置いていかれる感じになります。
一方、MOVE_DOWN
の方はカーソルを下に移動させる、という意味で、
そのままカーソルの移動になります。
ページの下まで来ると半ページだけ下の部分をあげて表示させます。
Vimperatorの感覚だとj
で表示を上げてく感じになるので
それに合わせる為に上の様な感じに。
逆にページ内をカーソル移動しようとするとShift
を押す必要がありますが、
w3mを立ち上げる様な時は
単にそのページをぱっとみたいだけなので表示を変更する方を優先で。
後はC-f
、C-b
はEmacs的なカーソルの右/左に進むがデフォルトですが、
Vim的にページ送りに。
C-o
/C-i
で履歴を戻る/進む、r
でリロードもVimperatorでよく使うので。
q
は元々終わる時にほんとに辞めますか?的な質問を受けますが、
Q
と同様押した時点で終わる様に。