Withings
WithingsはフランスのIoTなどを開発販売している会社で Wi-Fi接続できる体重計をいち早く販売していた会社です。
一時期Nokiaに買収されたしてましたがまた独立しています。
ここではスマート体重計を始め、スマートウォッチ、睡眠を見るスマートスリープ、スマート体温計、スマート血圧計、なども作っています。
スマート体重計
先日ここの体重計を買いました。
スマート体重計は日本のメーカーも沢山出してるんですが、 Wi-Fiに対応してるのは今は殆どない状態です。 一時期対応していた所も撤退しています。
恐らくクラウド経由での管理になるので、そのクラウドサーバーの管理のコストか、 管理そのものが上手く出来ないからなんだと思います。
唯一エレコムが出してますが、今後の事も考えるといつ撤退するかわからないし、 アプリも微妙、ということで、長いこと使い続けるなら 長年の実績があるWithingsが良いかな、と思って買いました。
しばらく使ってますがかなり良いです。 ただ乗るだけで色々測れて毎日勝手にデータが溜まりスマホのアプリでもPCからでも見ることが出来ます。
最初、ちょっと乗るのにコツがいる(というか体重が偏っているという三角マークの方向を逆に捉えてた) 状態でしたが慣れれば特に計測時間も気にならないです。
以前のSDカード版では殆どPCにデータ移すことなかったですし、 Bluetooth版だとしても毎回そこまでスマホ持っていってスタンバイするのは多分してなかった。
ということで、Withingsの商品に満足していた所、 睡眠の計測ができるものもあったのでほしいな、と思ってたんですが今回買ってみました。
Withings Sleep
スマート睡眠パッド、というもの。1万5千円位。
マットレスの下に敷いておいて、寝ると自動で睡眠時間や 睡眠の質などを測ってくれます。
測定値はWi-Fiで自動でクラウドに同期します。
対応するマットレスの厚さは10cm~40cmということですが、 一応ある程度厚い布団なら使えないことはないみたいです。 余り薄いとこれが気になって眠れなくなるかも。
あと、寝てるかどうか、とかをパッドにかかっている重みで 測ったりしていて、昼間の寝てない時に定期的に寝てない状態、を計測して校正するらしく 布団を毎回仕舞う様だとそれが出来ずに上手く計測出来ない場合があります。
これはマットレスでも仕舞うようなものだと同じですが。
実際、毎日じゃないですがたまに昼間ガーガー突然鳴ってたりします。 (一番最初に付けた時にも鳴ります。)
うちはベッドの上に10cmほどのマットレスを敷いてますが 多分良い感じに測れてます。
測れるものは
- 睡眠スコア
- 睡眠時間
- (睡眠の)深さ(そのサイクル)
- (過去の睡眠から見る)規則性
- 睡眠の中断回数
- 眠るまでの時間
- 眠るまでの時間
- 心拍数
- 呼吸の乱れ
- いびき
といったところ。
後、最近ヨーロッパの方では睡眠時無呼吸検出機能、というのが追加されたらしいです。 日本だとまだですが、医療認可とかが必要とからしく 後、最近ヨーロッパの方では睡眠時無呼吸検出機能、というのが追加されたらしいです。 日本だとまだですが、医療認可とかが必要とからしくちょっと先ですが数週間以内には世界の他の地域でも提供予定だとか。
実際に測ってみて
まず、10cmほどのマットレスでの使用感ですが、 下に何か敷いている、という感じは全くしません。
睡眠時間、ですが、ベッドに入ってから出るまで、に加えて実際に 寝ていた状態やその状態も計測してくれます。
寝るまでの時間、というのは正直自分でもわからないのですが、 結構幅があって10分から1時間ほど。まあ実際その位差があってもおかしくは無い気はします。
ただ、起きるまでの時間、というのが毎日ほぼゼロで、 起床時間、はベッドを出たタイミングになっています。 が、朝布団の中でしばらくスマホいじってる時もあったのでちょっと正確でない?
そのうちの一回は中断回数が1になっていて、朝方10分ほど一回中断してまた寝て、みたいな感じのときがありましたが、 このときはベッドの中でうだうだしている状態でした。 多分、起きてしばらく携帯いじりながらゴソゴソした後、 少し静かに携帯見てたんだと思います。
アプリのこの計測欄により良い朝を迎えるためにという欄があって、
- これから始まる1日に感謝しましょう。
- 携帯電話遊びで1日を始めないでください。
- 目が冷めたらすぐに起きましょう。
と言われてるのでそうしましょう(できない。。。)
睡眠サイクルはとても浅い眠り、浅い眠り、深い眠りに分けられていて、 とても浅い眠りがレム睡眠、深い眠りがノンレム睡眠です。 浅い眠りというのも多分レム睡眠だと思いますが。
アプリでの説明だと、中間の浅い眠りというのが 生理学的には重要だが回復は最小、で簡単に目が覚めやすい状態、とのこと。
各睡眠がとても浅い眠りが20%以上、深い眠りが25%以上だと良い睡眠となるようです。
上の画像にある薄い水色がとても浅い眠り、水色が浅い眠り、青が深い眠りに当たり、あんな感じでグラフにしてくれます。
グラフの感じは結構荒目ですが、そこまで正確性を求めるものでもないので大体わかればよいか、という感じなので十分かな、と。
何日か計測してみましたが深い眠りが大体10%代で余り良くない感じ。。。
ちょっとアプリ(Health Mate)で不満なところが睡眠時間のグラフが 週毎にしか見れないこと。 (Web版でも同じ。)
一月全体で見ようとすると各日が良かったかどうか、の印のカレンダーだけしか見れません。 簡単にできそうなものなのになぜしないのか。。。?
ただ、これに関してはGoogle FitかApple Healthと連携すると そちらで1ヶ月まとめて見ることが出来まるので一応。
Partner Apps - Google Fit アカウントと Withings アカウントとをリンクする – Withing
Google Fitの方だとHealth Mate同様な何時から何時、という浮動棒グラフに加え、 単純に毎日の長さの棒グラフも見れて便利だったりします。
改めて睡眠時間(ベッドの上にいる時間)をグラフで見てみると 結構ひどくバラバラで良くなくないな、と思い知らされました。。。
心拍数は大体眠るときが70~80bpmで最小50位になって起きる時に70bpm位、となってました。 これは結構正確?
呼吸の乱れやいびきは特に問題が出るレベルではなかったらしくて一安心。 (正確であってほしい。。。)
こんな感じで睡眠情報を後から見れるというのは思った以上に面白いな、と思いました。 それも自動でモニターできるというのが良いところ。 いびき測定とかだと寝る前後で設定して、とかありますが、 睡眠なのでその前後でなにかする、というのは非常に不便なので。
それこそ眠るまでの時間、とかは自分では測りようがないですし。
睡眠時刻の不規則性を自分で見ると治そうという気が(少しは)起こります。
後、今後ちょっと体調が悪くなったときとかに直近の睡眠状況とか見ると やっぱりな、と思うこともあるかもしれません。
なんにしろセットさえしてしまえば後は勝手に測ってくれてくので、 体重計よりも便利です。
IFTTT連携
そんなWithings Sleepですが、睡眠計測以外に、寝たとき、起きた時をトリガーにして 家電操作とかも出来ます。
実際にはベッドに入ったとき、とベッドから起き上がったとき、になりますが、 それらをトリガーとしてIFTTTを使って司令を出せます。
IoTといえばIFTTT。
これで、Nature Remoとか使っていれば ベッドに入ったら自動で電気を消して、 起きたら電気を付ける、とかも出来る様になります。
まだ来てないけど起きたらカーテン開ける、も入れたい。
ベッドに入ったら、なのでベッドの上で本読もう、とかするとあれですが、 寝るだけにしている状態だと結構便利です。
最近は寝る時にGoogleにお願いしてたのがそれを発声する必要がなくなりました。
なにより自分の行動に合わせて勝手にやってくれてる感が心地良いです。
他の睡眠測定手段
同じ様なものをタニタが出しています。
ただ、4万円ほどと結構高く、またWi-Fiでクラウド同期するには 月額有料サービスの「からだカルテ」を使わないといけません。 (最初の3年とかはただらしいですが。)
測定の質や、体重計との連携結果を見てのカルテの結果がもしかしたら質が高いものが あったりするかもしれませんが、 スマート家電と考えてデータ管理やIFTTT連携とかを考えるとWithings Sleepかな、と。
日本製でデモとか見ても薄い布団で使ってたりするので、 Withings Sleepだと使えない薄い布団で使える、という利点があるかもしれません。 (Withings Sleepが厚さ5mmなのに対してタニタのは2mm。)
としてはブレスレッド型、時計型のものもあります。
Withingsもおしゃれな感じのを出してます。
あと、有名どころだとFitbitとか。
色々あるんですが、個人的には、まず、寝てる時に腕に何か付けたままにするのが好きではないので使えないかな、と思ってます。 こういうのだと、日中の記録も取れて、使ってみたいな、とは思うんですが、 日中もパソコンとか使ってると腕時計も邪魔になって外して、とか良くするんで 多分付けっぱなしに出来ないかと。
ジョギングとかの記録を取りたい、というのであればありかな、とは思うんですが。
そもそも、普段色々腕時計を付けたいのでこういうのに囚われたくない。。。
これらは最低1万円位するものですが、 オムロンがねむり時間計、という1000円を切るものを出しています。
手のひらサイズでベッドの体の近くに置いておく、というもの。
特に面白いのが起きる時間帯を指定しておくと、睡眠のなかで 起きやすいタイミングでアラートを鳴らしてくれる、というもの。
データ同期はスマホとのBluetoothで朝転送作業しないといけないのがちょっとネック。
ただ安いですし、良い感じの時に起こしてくれる目覚まし、として買ってみるのはありかも、と思ってます。
なんか頑張ればスマホのアプリだけでもできそうな感じもしないでもないですが、 と思ったらそれっぽいものもありました。
ちょっと使ってみよう。
まとめ
自分の生活記録の出来ることが増えました。
体重というのは昔からも測っていたもので、 自動で記録できる、とは言ってもなんとなしに自分の体重の推移はわかってるものでした。
睡眠時間に関してはきちんと記録とかをとったことが無いので 新鮮で面白いです。 あと、体重と違ってこっちは完全自動記録(寝るのは必然なのでわざわざ体重計に乗る、ということがない)、なところもうれしい。
これから長期間測っていくとまた面白いこともわかるかもしれません。
あとはやっぱりIFTTT連携で寝たり起きたりする時に自動で電気がOff/On出来たりするのが楽しいです。