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Withings Body Cardio フランス生まれのスマート体重計 ブラック Wi-Fi/Bluetooth対応 心臓の健康チェック(心拍/血管年齢)&体組成計 【日本正規代理店品】 WBS04-BLACK-ALL-ASIA

WithingsのAPIの変更があり、2022年2月8日に以前のAPIが使えなくなるということでそれに対応した話。

Withings APIの変更

Withingsの体重計の測定結果やSleepの睡眠測定結果などをGoogle App Script (GAS)を使って Google Sheetsにコピーしています。

これに使っているAPIが変更されるとのこと。

[BREAKING] Shutting down access and refresh tokens endpoints – Withings Support

ちゃんと見てなかったんですが、去年の3月16日にアナウンスされていて、 古いAPIは今年の2月8日で使えなくなる、とのこと。

認証に使うエンドポイントのURLとかが変わるのでまずはそれを変更しなくてはいけませんが、 送るパラメーターや帰ってくるパラメーターも変わるのでちゃんと見てやる必要があります。

主にはGoogleが作っている googleworkspace/apps-script-oauth2 というOAuth2を扱うライブラリを使っているのでそこでの取り扱いの変更です。

Withings-gas

こんな感じのApp Scriptでやっています。

まずはWithings.gs/getService()の中のsetTokenUrlの変更:

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- .setTokenUrl('https://account.withings.com/oauth2/token')
+ .setTokenUrl('https://wbsapi.withings.net/v2/oauth2')

これだけで済めば良いのですが、他がちょっと面倒でした。

新しいAPIではToken取得時にactionというパラメーターが必須になっています。

このToken取得時に必要なパラメーターはgetService()の中で

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+ // Set Token Payload Handler
+ .setTokenPayloadHandler(myHandler)

と、setTokenPayloadHanderを使って関数を使って追加する必要があります。このmyHandler

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/**
 * TokenPayloadHandler
 */
function myHandler(payload) {
  payload.action = 'requesttoken';
  return payload;
}

最初の認証の際に必要なパラメーターはsetParam('parameter', 'value')みたいな感じでセットできますが、 Token取得時のものはこの様に関数を使って加える必要があります。

これに失敗すると、認証ページに行ってCallback関数が呼ばれた時、

Error: Error retrieving token: Not implemented(行 553、ファイル「Service」)

みたいなエラーが表示されます。これが出た場合はToken取得時にactionの値などが正しくせっとされてません。

うまくいくとapps-script-oauth2のexample通りにCallback関数を作っていればSucess!が出るはず。

これでScriptsに戻ってもう一度実行すればうまく取得できるかと思ったら、今度はスクリプト実行時に

Error: Withings API returns wrong status: 
{"status":401,"body":{},"error":"XRequestID: Not provided invalid_token: The access token provided is invalid"}

これを調べてみると、APIで値を取得時に、

Withings.gs
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  var options = {
    headers: {
      Authorization: 'Bearer ' + service.getAccessToken()
    },
    payload: payload
  };

といった感じでヘッダーを定義しているのですが、このservice.getAccessToken()の値がnullになっていました。

この関数は

OAuth2.gs
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Service_.prototype.getAccessToken = function() {
  if (!this.hasAccess()) {
    throw new Error('Access not granted or expired.');
  }
  var token = this.getToken();
  return token.access_token;
};

https://github.com/googleworkspace/apps-script-oauth2/blob/3a2924dd0adc9eaf92e5fd64c242bd93ffb3f3ff/dist/OAuth2.gs#L557

と定義されていて、どうやら取得したJSONの直下にaccess_tokenがあることが仮定されています。

Withings APIの変更のアナウンス を見てみると、New response formatとあり、the deprecated endpointを使った場合は access_tokenが最上位にいますが、 the new endpointの場合はbodyの下にいます。

なので、上の関数のところでtoken.body.access_tokenの様にしないといけません。

そっちをいじるのは面倒なので、 getToken()で直接取得したJSONデータをとってきてbody.access_tokenを使うようにします。

一応チェックも入れてあります。

Withings.gs
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  var access_token = service.getToken().body.access_token;
  if (!access_token) {
    reset();
    throw new Error('Wrong access_token: ' + access_token);
  }

  var options = {
    headers: {
      Authorization: 'Bearer ' + access_token
    },
    payload: payload
  };

これで取れるようになりました。

access_tokenの仕様

googleworkspace/apps-script-oauth2 がどれだけ広く使われているか分かりませんが、 素直に使おうとするとこの様にgetAccessTokenは使えないので 殆どの場合はaccess_tokenが最上位にあるようにAPIの返答が組まれているのだと思います。

なぜ変えたのか。。。 この辺の事情よく知りませんが、 最近はそういう方向なのでしょうか?(status的なものをまずは入れたい?)

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