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SwitchBotから新しく出たCO2センサーを購入したので 持ってるCO2センサーと比較したりしてみました。

CO2センサー

CO2センサーに関しては 新型コロナウイルスが流行してから需要が高まってましたが、 個人で使うようなものとしてはなかなかどれを選んだら良いという決定版はありませんでした。

特にクラウドと連携して記録を保持したりスマホと連携できるようなものはかなり少なく、 推奨されているNDIR方式でそのような機能を持つものとなると 最低でも1万円前後になるので良くわからないものを買うのはちょっと躊躇してしまうので 買うのが難しいものの1つだったと思います。

個人的にはCO2センサーは最初Raspberry Piを使ってCO2センサーを作ってました。

まあこれも最初掴んだMH-Z19BというAliExpressで買ったセンサーがおそらく偽物で、 調子が悪いな、と思い始めた頃、 秋月電子通商がMH-Z19Cという後継センサーを売り出してくれたのでそれに乗り換えています。 AliExpressで買ったMH-Z19Bは半年ほどで動作不良になりましたが、秋月電子通商のMH-Z19Cはもう3年以上順調に動作しています。

Raspberry Pi Zero WHが当時2000円位でMH-Z19Cが2500円くらいですが、 温度センサーとかディスプレイとかつけるとなんだかんだ1万円位かかってます。

その後、比較もしたいということで、PTH-8というWiFiでクラウドにデータを送信できるセンサーを買いました。

買った当時1万円位。

別のIoTを管理しているSmart Lifeというアプリで確認出来るという点が割と大きかったです。

2つのセンサーの違いはPTH-8を買った頃でそれなりに合ってました。

/blog/2022/02/20/computer-iot/#google_vignette/

最大で100ppm程度の差はありますが、まあざっくり400ppmなのか、1000ppmなのか、2000ppmなのか、程度のことが分かれば 十分なんじゃないかな、と思うので、この時点ではこのくらいの一致度で十分かな、という感じでした。

CO2濃度を校正する方法としては、外気がだいたい400ppm位なので外に置いた状態で校正ボタンを押してそこに合わせる、という方法が主なものになります。 ただ実際に気になる高い方がどの程度合ってるかは分からないのが難しいところ。 複数あればそれらを比較して確認する程度です。

一応今のところPTH-8も問題なく動いています。

ただ今見てみるとPTH-8はAmazonで1.4万円位で売ってるようで 他のものもよく知らないメーカーから出ているもので1万円前後かな、という感じです。

SwitchBot CO2センサー

そんな感じでちょっと買うのに躊躇してしまうCO2センサーですが、 SwitchBotから出たCO2センサーが値段的にも手頃でかつそこそこ有名になったSwitchBotの製品ということで 良く買われてる印象があります。

新たに必要かと言われると微妙な所でしたが、SwitchBot製品は色々と使っているので 試してみることにしました(実際買ったのは去年11月頃)。

NDIR方式で 8000円位ですが、ちょくちょくあるセールで7000円を切るので 現状スマホ連携が簡単に出来る機種としてはかなり安い部類でもあります。

ちなみにAmazonの公式ストアで安くなってなくても楽天の公式ストアで安くなってたり SwitchBot(スイッチボット)公式サイト で安くなってたりもするのでそれら見てみたり、なくても2,3ヶ月待てば多分7000円切るセールもあるかと思います。

CO2センサーは単独でもスマホとのBluetoothでの連携が可能でデータをスマホで見ることが出来ます。

また、SitchBotハブがあればスマホが離れていても現在値が見れたり、 設定値を超えたときにアラートを出したりiPhoneの場合はガジェットとして表示したり出来ます。 設定値をトリガーとして他のSwitchBot製品を動かしたり、IFTTTなどと連携すればさらに出来ることは広がります。

ハブも含めると1万円を超えてしまいますが、 もしこれまでに使ってるものがあれば連携すればよいし 無ければ無理にハブまでは買う必要は無いかな、と思います。

CO2センサーということですが、温湿度計もついていて、 またハブと連携すると天気予報も表示されるようになっています。

電源は単三電池2本か、もしくはUSB Type-Cで給電することが出来ます。

電池で出来るなら電池で運用したいな、と思ったのですが、 電池での運用だと色々と制限がかかり、 CO2の測定間隔が30分で固定されます。NDIR方式はLEDから出た光をガス中で吸収させ、残った赤外光を測定することで濃度を測定するのですが、 結構電力を使うということみたいです。 それでも電池での短い間隔での運用をオプションとして選べるようにしてほしかったな、とは思います。

電源供給の場合は1秒から30分まで1秒刻みで設定できますが、 1分より短くすると本体の温度が上がってしまう危険性があるので1分にすることが推奨されています。 電池で運用しているとCO2の測定値の横にXX minutes agoと何分前に測定されたか、の表示が出るようになります。

換気したいときとかを考えると無いよりはマシですが、30分の間隔はちょっと長すぎるので基本的には電源供給で使うことになるかと思います。

で、その電源供給も一癖あって、付属のUSB Type-Cケーブルがあるのですが、これが 接続部分がコンパクトかつフラットケーブルになっています。 CO2センサーの電源供給部分は本体後ろ側についてますが、そこがケーブルが挿しにくい形状になっていて 手元にある他のUSB Type-Cケーブルだと接続部分が大きくて挿ささらなかったり、接続部分がコンパクトでも ケーブルが曲がり切らずに上手く置けない状態になったりしてしまいます。

20250106_switchboto2.jpg

付属のケーブルはUSB A to CなのでAのアダプターが必要です。 ケーブルは1mほどの長さですが、設置したい場所によっては電源から離れていたりすることもあると思うので 現状ケーブルとかが必要になるかもしれません。

このように隠れるようなところに電源口をつけなくても普通に後ろ側に後ろ向きに口を出すことは 容積的にも全然余裕で出来ると思うのですが、付属ケーブルを絶対使わせるようになってるのは 結構ひどい仕様だな、という感じはします。

という感じで少し気になる点はありますが、 実物はPTH-8と比べてもコンパクトですし表示も見やすいです。

値段と、SwitchBotの製品としての信頼性も考慮すると 現状CO2センサーを買うとするならSwitchBot CO2センサー一択ではないかな、と思うレベルではないかと。

他のセンサーとの比較

ちょっと同時に測定してみたのもの。

20250106_compare.jpg

  • Raspberry Pi Zeroで運用しているMH-Z19C(CO2, 温度), およびBME280(温度、湿度)
  • PTH-8
  • SwitchBot CO2センサー
  • SwitchBot 温湿度計

温湿度計は温度の10の桁の液晶が一部だめになってしまっています。。。(直接見ることは無いのでそのまま使ってますが。)

CO2

とある日とまた別の日の二酸化炭素の計測。 これらは一旦全て外気で400ppm校正をしてあります。

20250106_co20.png

20250106_co21.png

SwitchBotとMH-Z19Cは結構良くあってます。

PTH-8は1時間に1データなのでグラフがざっくりしてますが、1枚目の方は大体合ってるように見えます。 2枚目の方では全体的に200ppmほど低めに出ているようにも見えますが、 この間2日くらいの違いで、別の日を見るとまた合っていたりちょっとズレてたり、 なんか不安定ではありますが、まあざっくり1000ppm超える、とかを見る程度なら使えるかな、とは。

SwichBotとMH-Z19はかなり合ってるのでそれなりに信用出来るのではないかと。

温度

温度についても。

20250106_temp0.png

20250106_temp1.png

MH-Z19Cは一応温度も測定できるのでしてありますが、 普段見てないのであれですが、全体的に4℃くらい高いかんじです。

これは以前からそうでした。

これに関してはちょっとセンサーがデバイス内部にあるらしく、そもそも少し高めに出てしまうものなのかもしれません。 これに関しては自作スクリプトで温度を計算しているので簡単にずらすことは出来るのですが、まあ一旦こういうものということで。

その他を見るとBME280の温度が少し低めで、SwitchBotのCO2センサーが一番高めです。その間1℃程度の差で全体的に推移しています。

上の記事の中の2022年2月15日時点ではBME280がPTH-8に比べて6℃くらい高い状態ですが、その後BME280には-6℃の補正を入れてあります。 それが現状ではちょっとやり過ぎなのかも。1℃くらい上げても良さそうか?

湿度

湿度も。

20250106_humi0.png

20250106_humi1.png

SwitchBotの2つは2%くらいの差でおさまってそうです。ただ、温湿度計(Thermo)の方が全体的に高め。

さらにはBME280, PTH-8がそれえらより5%位高め。BME280とPTH-8は結構合ってる感じがあります。

BME280に関しては以前PTH-8と食い違っていたので補正を入れて+15%してあります。

これがちょっと微妙かも。

PTH-8とSwitchBotのどちらを信じるかですが、SwitchBot器2つがそう言ってるのであればそうと。 5%位下げても良いかも。

まとめ

という感じでSwitchBot CO2センサーを使ってみました。

CO2センサーとしては手元にあるものと比較して見るとある程度正確な値が出ているように見えます。

簡単に記録が出来、今は特に設定してはいませんが、CO2の値をトリガーとして アラートを出したり、なにかを操作することも簡単に出来るので IoTとしてはかなり使いやすいと思います。

CO2センサーとしてはそれなりコンパクトで、温湿度計もついていて、 表示も見やすいと思います。

値段的にもWiFi/Bluetooth通信出来るCO2センサーとしてはかなり安い部類に入るので これから買うならSwitchBot CO2センサー一択ではないかな、と思います。

気になるのは電源供給の部分で、 電池運用で通常の記録が出来ると良かったな、という点と、 USB Type-Cケーブルがほぼ付属のものしか使えないようになっているのがちょっと不便かな、という点ですが、 それを差し引いてもこれから買うならSwitchBot CO2センサーで良いのではないかと。

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