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MH-Z19とRaspberry Piを使って二酸化炭素濃度を測ってますが、 別途スマホと連携できる二酸化炭素濃度計を買ってみました。

PTH-8

正直これの正式名称が分からない(日本でもいろんな代理店的なところが色々名前出してて良くわからない。。。)のですが、 おそらくPTH-8というのは機種の名前としては正しい模様。

買ったものはPROTmexというブランドで製造元が深センフェビステクノロジー株式会社、でした。

こっちはsparomaというブランドらしいですが、中身は同じっぽい。

上のAmazonのページにもありますが、いろいろなブランド、会社が同じものを出していてどこがホントの製造元だかよくわからないのと、 そもそもホンモノとかニセモノとかあるのかもよく分からず。。。

まあ、試しということで、とりあえず一個買ってみました。 1万円くらいですが、センサーとか考えるとそれくらいは最低でもするな、というのは自分で作ってみてわかったところなので それほど高いものではないと思ってます。

NDIR方式でWiFi機能もついてれば逆に5000円くらいだと測定センサーがなんなのか疑ってしまうレベル。

二酸化炭素濃度計ですが、温度と湿度も測ることができます。 micro USBでの電源形式ですが、内部電池があるので電源を外しても測定でき、 1日くらいなら充電しないでも測定できる感じでした。

機能

丸い画面は結構見やすい感じで、二酸化炭素濃度を大々的に表示しています。

400~700ppmだと笑顔、700~1500ppmだと真顔、それ以上だとへの字口な顔を 数字の横の顔が示します。 また、上の方にあるランプも、それぞれの段階で、グリーン、オレンジ、レッドと変わります。 さらに1500ppmを超えるとブザーがなります(ならないようにすることもできる。)

といった感じで注意喚起もしてくれます。

二酸化炭素濃度に関するキャリブレーションを手動で行うことも出来、 裏にあるボタンふたつを3秒長押しした後、室外など400ppmになってそうなところに 200秒ほどおいておくとキャリブレーションしてくれます。

対応アプリ

アプリはSmart Lifeというアプリを使います。

これは上のPTH-8やその会社専用のもの、ではなく、他のいろいろな会社の商品でも使われています。

最近買ったもので、ニトリで買ったシーリングライトがこれ使ってました。


ちなみに、PTH-8の商品ページによってはTuyaSmartアプリ、と書いてあるものもあります。

Tuya Smart
デベロッパ: Tuya Inc.
無料

アイコンは全然違いますが、アプリの中身は見た目的に同じです。

なんなんだろうと調べてみると、 Tuyaという会社の方のQAに両方とも同じだし公式のアプリだ、と書いてありました。

What is the difference between Tuya Smart App and Smart Life App?

ちょっと調べてみるとこんな記事が。

Tuya Smart vs. Smart Life

TuyaSmartアプリ、というものがもともとTuyaのスマート機器の展開用としてブランド化したもので、 一方でスマート機器業界の中でより中心的なポジションを得るためにアプリ(およびサーバー)を他の会社のスマート機器でも使えるようにし、 その際に自社ブランドのTuyaとは別の名前のSmart Lifeというアプリ名で広めていった、ということのようです。

ただし中身は全く一緒で、他社の機器もTuyaSmartアプリでも登録することは可能です。

ただ、それぞれのアプリでアカウントは別扱いなので、もう片方のアプリを使いたい場合には元のアプリに登録してあったものを一度削除しないといけないとのこと。

Smart LifeはIFTTTと連携出来るし、GoogleアシスタントやAmazon Alexaとも直接連携できます。

日本のメーカーも余計なもの独自に作らず全部こういうのにして欲しい。。。

アプリ上では現在地が見れるダッシュボードのようなものと、 二酸化炭素濃度、温度、湿度のそれぞれをグラフ形式で見れるものがあります。

20220219_smartlife1.jpg

グラフは1日分を1時間おき、1ヶ月分を1日おき、1年分を1ヶ月おきに表示することが出来ます。 なので保存されているデータは1時間おきのデータのようです。 これらのデータは2年分サーバーに保存されるとのこと。

20220219_smartlife2.jpg 20220219_smartlife3.jpg

また、ちょっとわかりにくいですが、各グラフのページから右上にある四角+矢印のところを押すと電子メールアドレスへエクセルファイルへのリンクを送ることが出来ます。

20220219_mailinput.jpg

この時にちょっと注意が必要で、メールアドレスに大文字を入れると、 Email error, please enter againと怒られます。

20220219_mailfail.jpg

メールアドレスはメールを送る際には大文字、小文字は関係なく送れますが、 このアプリでは大文字があると送ってくれないようです。。。 (それに気づくまでに結構何回か試して分からなかった。。。)

20220219_mailok.jpg

送れるとこんな表示が出ますが、OKを押すとまたメールアドレスを入力する画面に戻って、失敗か? と思いますが、メールは送られてるのでキャンセルで戻ってください(多分バグ)。

送れるとメールが来て、そこにデータの入ったエクセルシートへのリンクが載ってるのでそれをダウンロードします。

送られるデータはその時表示されているグラフのデータだけなので、 例えば、1ヶ月分の毎日の時間毎のデータをダウンロードしようとすると、 それぞれの日付を表示してエクスポートしないといけないのでけっこう大変です。

HomeAssistantとかでも使えるっぽいので、多分API的に取得することも可能だと思いますが、まだやってません。

スマートカスタムという機能で、二酸化炭素濃度がいくつになったら何何する、みたいなことも設定できます。 他の機器を操作したりも出来るし、通知を鳴らすことも出来ます。 二酸化炭素濃度の上がりすぎの通知をスマホに流すことも簡単にできます。

精度

機能的には便利そうだと思いますが、精度がなければ色々データが取れても意味がありません。

正確な比較をすることは出来ませんが、とりあえず手元のMH-Z19Cとの比較をします。

ちょっとそれに関しては次回。

追加して欲しい機能

追記: 2022/03/16

二酸化炭素濃度がメインなので画面に大きく二酸化炭素濃度が出てますが、 温度と湿度も表示されるので見えるところに置いておくと便利です。

なのでよく見えるところに置いておいて時々ぱっと見るんですが、 出来れば時計も一緒に表示できるようになっているとより便利だな、と思うことが多々あります。

追記ここまで

まとめ

二酸化炭素濃度計を買ってみましたが、 結構良いと思いました。

Raspberry Piで同じようなものを作ろうとしても同じくらいの値段になってしまうので 気軽にデータもオンラインで取れるならかなり便利かな、と。

現状だとスマホからデータをエクスポートするような形なのでデータの保存という意味ではあれなのと、 間隔も最短で1時間なのでそこはRaspberry Pi版よりかなり辛いところですが、 もしAPIとかで取得できるならかなり便利。

あとは中のセンサーの精度ですが、ちょっと見た感じではMH-Z19Cと同じ ような数字を示しているのでおそらくMH-Z19Cも含めて両者ともある程度リーゾナブルに正しい数字をだしてるんじゃないかと。

PTH-5とか、Wi-Fiがついてないバージョンも7千円位で売ってるので、 無理にスマホで確認する必要が無い、という場合にはそれもおすすめです。

Raspberry Pi版を追加で作ろうかとも思ってるんですが、 Raspberry Pi Zero 2まだ日本で発売され地なくて、Zeroも普通には手に入らないような状態なので またZero 2が発売されたら遊んでみようと思ってます。

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