Macを使っていて最近困ってたのが Finderのゴミみたいな表示が画面に残り続けてしまうことでした。
気付くとFinderの小さな表示みたいのがデスクトップに残っていて 選択するとメニューバーの表示にFinderが出るのですが 小さな表示のままでファイル操作とか出来るわけでもなく、 またバツボタンとかも使えないので消せません。
ちょっと邪魔なこれをなんとかする方法について
Finderの小さな表示を消す方法
まずは表示が出てしまった場合に消す方法。
こんな感じのFinderのウィンドウを小さくした感じのやつです。
これは直接消すことが出来ないのでもう Finderを再起動するしかありません。
再起動するにはとりあえずFinderを一回終了させれば良いのですが Finderのメニューには通常終了する項目がありません。
簡単に再起動させるには DockにあるFinderアイコンを ⌥を押しながら右クリックすると 一番下に再度開くという項目が追加されるのでこれをクリックします。
もしくはアクティビティーモニターでFinderを探してプロセスを終了させてしまってもOKです。
メニューバーのメニューに他のアプリの様にFinderを終了という項目を追加するには ターミナルから以下のコマンドを打ちます。
$ defaults write com.apple.Finder QuitMenuItem -boolean true
$ kilall Finder
これを元に戻すには以下の様にします。
$ defaults delete com.apple.Finder QuitMenuItem
$ kilall Finder
これでとりあえずは消えますが 気付くとまた残ってて嫌な感じなのでなんとかしたい、と思ってちょっと調べてみました。
問題が起こるタイミング
いつの間にかゴミが残っててどのタイミングで出来ているのかもよく分かってなかったんですが、 どうやらFinderでタブを複数開いている状態でその1つをドラッグして外に出して別のFinderウィンドウを 作る時に起こる様です。
実際に何度も試してみましたがこのタイミングで必ずゴミが残りました。 ちょうどドラッグして外に持っていくと小さなウィンドウが表示されてる状態になりますが、 新しいウィンドウが出来たあともこのゴミ(ghost)が残り続ける状態です。
解決方法
この問題に関して探したら随分古いものですがApple Support Communitiesにこれに関するものがありました。
Bug: Tiny Finder window won’t go away Official Apple Support Communities
2013年でMavericksの頃のものです。
ここにタブを外に持ち出すタイミングだ、ということも書いてありますが、 このFinderのタブ機能はMavericksから出来たものなので どうやらタブ機能が実装されたときからずっとある問題のようです。
解決方法はFinderの設定をターミナルからコマンドで以下の様に書き換えて Finderを再起動すること。
$ defaults write com.apple.finder DisableAllAnimations -bool false
$ defaults write com.apple.finder AnimateWindowZoom -bool true
$ killall Finder
このDisableAllAnimationsとAnimateWindowZoomですが TotalFinderなどのアプリが書き換える事があるようです。
今使ってるMacでも以前XtraFinderを使っていたのでその時の設定が残っていたのかもしれません。 もしくはmacOS Sierraではバグがあって上手く使えませんが一度インストールして立ち上げては居るので その時に設定を書き換えたのかもしれません。
Sierraになる以前はXtraFinderを使っていてその際にはこのゴミ問題は出なかったので 上記の設定を書き換えた上でアプリで色々上書きして使うと問題が起こらない状態になってたんだと思います。
いずれにしろ上記の設定をしたらタブをいくら新しく外に出してもゴミが残らなくなりました。 大分すっきりしました。