rcmdnk's blog
Last update

Vimperator

ついにFirefox Quantum 57がリリースされました。 11月14日リリースということでしたがアメリカ時間的なのか日本時間では昨夜にアップデート出来る様になったみたいです。

このリリースはQuantumと別名が付けられるほど大幅な変更が加えられ、メモリの管理などが上手くなり非常に高速になります。

一方、WebExtentionsでないアドオンが使えなくなるため多くのアドオンが使えなくなります。

Firefox Quantum 57

Firefox — Notes (57.0) — Mozilla

Firefox Quantum 57 for developers - Mozilla MDN

前回が9月28日だったので1ヶ月半ほどでのリリース。 このリリースは大幅な変更が入るためかなり前からこの時期に入ることがアナウンスされてましたが ついに来てしまった感じです。

アップデートしてみて使った感想としては前にベータ版を使った時とそれほど変わりはありません。

見た目としてタブの表示とかがコンパクトになっていたりアドレスバーの両側に伸縮自在なスペースがあったり。 メニューの表示とかが変わったりしていますがそれ程混乱はないと思います。

アドオンのページではベータ版とは違って旧式の拡張機能という別ページに使えなくなった拡張機能一覧が移されていて、 そこに各アドオンに対して代わりのアドオンを探すというボタンが付いています。

該当のアドオンがあるとそのページに飛びます。(Mozillaが勝手に選択?) マウスジェスチャを設定するFireGesturesはWebExtentions対応ではないのですが、これに対して Gesturefy というアドオンが紹介されています。 Windowsではマウスを使ってるのでマウスジェスチャ必須なんですが このアドオンでもとりあえず基本的な事は出来ました。

Vimperatorには該当がないので一覧ページに飛んでしまいます。

Vimperator亡き後どうするか

Firefoxを使う最大の理由がVimperatorがあるからだったわけですが、 このアドオンは現状WebExtentionsへの対応が出来る見込みはありません。

ということで代わりのアドオンを探して試したりしてました。

もしくはChromeで似たような機能を求めるか。

ただほとんどのこれらの拡張機能は単にキーボードショートカットを Vim風にした、という程度です。 プラスHit-a-Hint機能があるくらい。

コマンドモードモドキのものもありますが、 基本的にはアドレスバーにフォーカスするのと何ら変わらないものです。

Vimperatorの様な色々なコマンド機能や 拡張性がありません。

機能的な面に関してはWebExtentionsを使う際に Firefoxの機能に対して触れる部分の制限がきついらしく、 例えば特定のページでの操作ができなかったりすることが各アドオンで共通だったりします。

なのである程度は仕方ない部分があるのですが どうするか。

Vimperatorの方でも現状対応をがんばろう、というよりも 代替の方法をいくつか提案するようなことをしています。

vimperator/vimperator-labs: Vimperator

Firefox版のcVimに加え、 tridactyl という新しいアドオンが紹介されています。

追記: 2017/11/16

ざっと使ってみた感じだとtridactylではopenコマンドとかで 補完が効きません。 それだとちょっと使えたもんではないです。

まだベータ版なので今後に期待というところですが、 せいだいに他のアドオンを評価してる割には。。。といった感想。

追記ここまで

まだちゃんと使ってませんが、書いて有ることだけ見ると他のアドオンの 足りない部分を踏まえた上で作ってます、という感じで期待は出来そう。

それ以外の方法としてはFirefoxの古いバージョンを使ったり、 Waterfox というFirefoxの派生アプリでWebExtentionsでないアドオンもそのまま使えるものを使うという方法が紹介されています。

ただ、せっかくFirefox Quantumで色々性能が良くなったにも関わらず その良さを使えないのは微妙な所です。 Waterfoxはもしかしたらそれらも取り入れて良い方向に進んでくれるかもしれませんが。

現状の使用状況

追記: 2017/11/18

Firefoxに固執する必要もないのでChromeでcVimを使うことにしました。

追記ここまで

アドオンとしてはVimperatorの代わりにVim Vixenを入れています。 上で紹介したtridactylもちょっと試してみようとは思っています。

これらのどのプラグインでも空白ページや設定ページ、Mozilla関連などの一部ページだと 機能しなくなるので Mac(Windows)でのCommand(Control)-Lを使った ロケーションバーへのフォーカス、というショートカットキーを 覚えておくことが必須になりました。 後は普段はControl-N(P)でタブの移動をしてましたが これも(Shift-)Control-Tabを使わなくてはいけない部分が出てきます。 タブを閉じたり開いたりするCommand(Control)-WCommand(Control)-T、 も特定のページを開いてる際に必要です。

FireGesturesはMozillaお勧め?のGesturefyでいいかな、と思って使っています。

それ以外に使えなくなったプラグインとして Beyond Australis: https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/the-fox-only-better/?src=userprofile というブックマークツールバーとかを隠しておけるアドオンがありますがこれは代替がありません。 作者のホームページも最早リンク切れになっているという。 表示部分が大きくなるので結構便利なアドオンだったのですが。

他にもいくつかありますがVimperatorで出来なくなったことに比べると大分小さいので まだ気になってません。 (一通り落ち着いたら気になって新しいのを探すでしょうが。)

同時にChromeに移っても良いかな、と思って時々つかっています。 ただ、cVimを入れてますが有効になるならないの設定がイマイチ不安定でそこがよく分かってません。

そんな感じで結局ここに来るまでに代替をちゃんと準備してなかったので 今後なんとなく使いながら上手いことやる方法を見つけていこうとしてる所です。

Sponsored Links
Sponsored Links

« NeovimでLatexファイルを開く時にエラーが出る Vimでの補完ツールプラグインをneocompleteからdeopleteへ »

}