HHKB背面スイッチ
Happy Hacking Keyboard (HHKB)は特殊なキー配列をしていますが、 特に最下段の部分で通常ALTキーなどが有る所に♢印の謎ボタンがあったりします。
このあたり、背面のスイッチである程度キー配列を変更することが出来るようになっています。
また、Professional版ではこれを用いてWindows/Macの両方に対応出来る様になっています。
LiteにもDeleteなど一部変更できる機能が付いています。
JP版とUS版で少しスイッチの意味合いが違うので以下を参照。
今回使ってるのはUS版(Happy Hacking Keyboard Professional2)。
Mac版
Macで使ってる時は
- SW1: OFF # SW1/SW2でMac用配列
- SW2: ON # SW1/SW2でMac用配列
- SW3: OFF # Macでは無効
- SW4: OFF # 左の♢をFnにするかどうか
- SW5: OFF # スペースキー左右のAlt(Mac用配列ではOpt)と♢(Mac用配列ではCmd)の入れ替えをするかどうか
- SW6: OFF # Wake up機能を有効にするかどうか
となっています。
SW1/SW2の組み合わせでMac用のキー配列にしています。
Mac用、とありますが、Macで使う限り、基本的な配列としてはどれにしても同じです。 下段のスペースバーの両側に2つずつキーがありますが、 外側がOpt、内側がCmdと認識されます。
具体的にはFnを押した時のキー配列が変わるくらいでほとんど関係ないかもしれません。
SW1/SW2で変わるのは上のキー配列のリンクにある様にFnを押した際の設定。 カーソルキーなどは共通なので正直これを設定した意味はありませんでした。 ただ、Macでしか使ってなかったのでとりあえず設定。
Mac純正キーボードと比べると、左側のさらに外側に、Ctrl、Fnが無い、 という点ですが、Mac本体で使うときもここのキーは使わないので要りません。 (小指がつる)
これに加えてMacではKarabiner-Elementで
- CmdをCtrlに
- CtrlをCmdに
- CapsをCmdに
変更しています。 Mac本体のキーボードではCaps LockがTabの下にあるのでこれをCmdとして使いますが、 HHKBではそこにCtrlがあるのでそれをCmdに。 (MacのCtrlキーは触ったことがないです。)
SW3に関してはMacでは元々BackspaceキーというものがなくDeleteキーしか無いので必ずDeleteキーになる様になっています。ただ、MacのDeleteキー、というのはいわゆるWindowsのBackspaceの様な振る舞いをします。(基本的にカーソルキーの前の文字を消す。)
SW4は右下のFnキーが押しづらい、かつ この位置のCmdを使わない、という場合に使えますが 右Cmdしか使わない、という人は稀だと思うのであまり使わない設定かと。
SW5はMacだと純正キーボードと同じ並びになるので無理に設定することは無いと思います。
SW6はBluetooth版だと意味ありげなのですが、 有線版だとちょっと違いがわかりませんでした。
少なくともMacではスリープした際、どちらの設定にしていてもキーボードを押すとスリープから復帰できました。 多分意味ないと思いますが、余計なことをしないようにOFFに。
Windows版
- SW1: OFF # SW1/SW2でLite拡張モード
- SW2: ON # SW1/SW2でLite拡張モード
- SW3: ON # DeleteキーをBackspaceに
- SW4: OFF # 左の♢をFnにするかどうか
- SW5: ON # スペースキー左右のAltと♢の入れ替えをするかどうか
- SW6: OFF # Wake up機能を有効にするかどうか
最初の2つをOFF/OFFにすることでHHKBモード、になります。 最初の2つをON/OFFにすることでLite拡張モード、になります。
Lite拡張モードでは♢がWinの役目になります。 HHKBモードのまま使うにはここを何らかのキーに割り当てることをしなくてはいけませんが、 通常のWindowsの様にこの辺にあるWinにしておきます。
WindowsでもAltをCtrlと入れ替えていますが 下にあるようにAltのいちを買えた状態でそこにCtrl を持ってきています。 (KeySwapというアプリを用いたレジストリ操作で。)
SW3はWindowsでは通常この位置にあるのはBackspaceで DeleteよりもBacksapceを使うことの方が多いのでONに。 DeleteはFn-Deleteで出来ます。 (OFFの場合はそれでBackspace。)
SW4は必要ないのでOFF。
SW5は、通常WindowsのUSキーボードではスペースキーの両側に Altがあり、その外側にWinがあることが多いです。 (Macと違って純正というものがないので(Surface?)絶対的なものはないですが、多くは。)
なので外側にAltがあり、さらにLite拡張モードで内側がWin になってる状態だと逆の状態なのでこれでスワップします。
SW6に関してはこれもMac同様変えてもよくわかってません。 手元のDellのノートパソコンだとどちらにしても起動できない、という状態。 これはノートPCだと自身のキーボードでも一緒で、ちょっと設定がわかってない状態です。
Windowsの機能的にはおそらく有効になってるはずなんですが。
1つは設定からシステム 電源とスリープ 電源の追加設定 へ行って選択中のプラン設定の変更を出し、 詳細な淵源設定の変更を開きます。 ここにある USB設定 USBのセレクティブサスペンドの設定 は有効になっている状態。
もう一つ、デバイスマネージャーを開いてキーボードのところで、 ひたすらHIDキーボードデバイスというのがたくさんありましたが、 それらをチェックして、電源の管理タブがあるものはすべて このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにするにはチェックが入った状態。
これでスリープをキーボードから解除できそうなものですが、 もしかしたらDellの設定とかで何かが無効にしているのかもしれません。
いずれにしろ今の所意味はないのでOFF。
両方で使いたい時
両方で使いたい時はSW1/SW2はLite拡張の状態で良いと思います。
問題はSW5の設定。
これがそれぞれで変わってしまうので結構面倒。
もしHHKBを持ち運んで両方で使いたい、ということになったら、 AutoHotkey@WindowsかKarabiner-Element@MacでHHKBの場合だけキーをスワップするような設定が必要になります。
まあこれは、普通のWindowsキーボードをMacで使おうとしても WinがCmdになって AltがOptになるので仕方ないのかもしれませんが。
今の所その様なことをするつもりはないので良いかな、と思っていますが、 もし必要なら設定を考える必要があります。
まとめ
一応ちょっと変更をした際にもう一度きちんと調べてみようと思ったのでメモしてみましたが、 Mac/Windows別々で使う限りはその際に一度設定しておけば特に問題なさそうです。
実はSW1/SW2の仕組みをいまいちちゃんと調べてなくて、 Macの場合はとりあえずMac用に、 WindowsではHHKBモードで使ってましたが今回設定を改めました。
Macの場合は今の所Macでしか使わないのでMacモードにしてますが、調べてみたら特に変えても意味ないな、ということが。
Windowsでは以前使っていた時にHHKBのモードで使っていたんですが、 その際は♢に当たるキーコードを直接AutoHotkeyでCtrlにマッピングしていました。 そしてSW5はOFFのまま。
これだとAltをCtrlに、というマッピングをレジストリーレベルで行ってるので Ctrlが2つ並んだ様な状態になっていました。 ただ、Winキーを使うことが殆どないのでそれでも問題なかった、と。
今でもWindowsキーは殆ど使わないのですが (Win-TABとかいくつかの使いたいものは別にマッピングしています)、 あったらあったで便利なので使えるようにしました。
後多分、Lite拡張モード、という名前がLiteのもの?っぽい感じがして使うものじゃない、と思った感があります。
そもそもHHKBモードっていうのはAutoHotkeyとかレジストリレベルで変更しないと 意味のないキーがあるだけなので存在意義がよくわかりませんが。 (AutoHotkeyとかで変更するにしてもWinキーを変更すればよいだけなので。) 何か特別な使い方がある?
あと、Wake up機能がよくわからなかったな、と。 Bluetooth機能が出るよりだいぶ前からあるものなので有線でも意味があるものだと思いますが、 いろいろ設定が邪魔して上手く行ってないだけ?