No-IPを使ったダイナミックDNSの設定をし直したのでそれについて。 割りと簡単に出来るので、 固定IPアドレスなんかは余程な理由が無ければ必要ないくらいです。
No-IP
No-IPはフリーで使えるダイナミックDNSサービスです。 固定IPが無くても、定期的にサーバー側からIPを確認する事で 特定のホスト名とサーバーのIPアドレスを結びつけてアクセス出来るようにします。
フリーだとドメインが限られるのと、2ヶ月に1回位更新の確認をする手間がありますが 1、 フリーでも使えるドメインは結構あるので問題ありません 2。
ホストの追加
No-IPにアカウント登録したら、 Sign inしてHosts/Redirectsへ行きます。
そこで管理しているHost一覧が出ますが、右下にAdd Hostというボタンがあるので そこからホストを追加。
追加画面では Hostnameに好きな名前を入れて、 右側のドメインの中からNo-IP Free Domainsより下にあるドメインを 適当に選びます。
IP Addressはその時使ってるPCのアドレスが出ますが、 後で変えるので特に気にしなくても構いません。
他はそのままでAdd Hostを押せば
example.noip.me
と言ったホスト名がもらえるはずです。
サーバー側での設定
サーバー側ではソフトが用意されてるのでそれを使って簡単に設定出来ます。
Windowsでは Chocolatey を使って
$ cinst no-ip-duc
で。
MacではHomebrew-caskで
$ brew cask install no-ip-duc
で入れられます。
取り敢えず立ち上げて、
File Preferences を開いて、 Run as a system serviceにチェックします。
これで次回からも起動時にサービスとして自動で立ち上がる様になります。
次にEditボタンを押すとE-Mail AddressとPasswordが要求されるので No-IPのアカウントのものを入れます。 (通常最初の起動時にアカウントを聞かれるので その時に入れておけばOK。)
そうすると、Select Hostsを押して開いた画面で、 先ほど登録したホスト一覧が出てくるので、 そのサーバーに割り当てたいホスト名を選択してチェックしておきます。
これで問題がなければIPのチェックを行って、 Statusが全部緑色のチェックになってホストが割り当てられます。
すぐにならない場合はRefresh Nowを試してみてください。
ルーター越しの場合
外からの回線をルーターで分散してるような場合には、 No-IPのソフトはルーターに割り振られてるグローバルIPを見て そのIPにホスト名を振り当てます。
なので、ルーターより先のどの端末でNo-IPを動かしても同じIPに対して ホスト名が振り当てられます。
当然、ルーターの先にサーバーがある場合には、ルーター側でポート転送(アドレス変換) の設定をして置く必要があります。
sshでアクセスしたい場合にはルーターでの22番ポートを サーバーのプライベートIPアドレス(192.11.1.2とか)の22番へ変換、 的なルールを設定しておきます。
その辺はルーターの説明書の方で。 BuffaloのBroad Stationとかだとこの辺り参照。
アドレス変換(静的IPマスカレード)の設定方法/ポート開放手順【BBR-4HG、BBR-4MG、BHR-4RV、BLR-TX4M、BLR-TX4S
ポート開放(ポート変換/アドレス変換)とはどのような機能ですか(無線親機ルータモデル、BroadStation): http://buffalo.jp/php/lqa.php?id=BUF3198
ポート開放でポート番号を範囲指定して設定することはできますか(無線親機ルーターモデル、BroadStation): http://buffalo.jp/php/lqa.php?id=BUF5005
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メールが来るのでそれに従って画像文字入力認証を行うだけ。 ↩
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以前はもっと沢山あったと思いますが、 Microsoftと揉めたり 色々あったから?か大分減った気が。 それでも、2,30個くらいありますが。 ↩