rcmdnk's blog

ビジネス英語の真髄―現場からの発信

ちょっと前に Grammarly という英文法チェックソフトがSafari/Firefox/Chromeで 無料で使えるようになったよ!というメールが来てて ちょっと気になったのでついでに他の英文法ソフトを 含めて色々チェックしてみました。

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Grammarly

Grammarly は英文法チェックソフト、 と言うより英語の文章を色々チェックしてくれるソフトです。

英文法、スペルチェックに加え、 文章の言い回しの公正もしてくれます。 さらにアカデミックな論文やビジネス等の記述物を含むデータベースを元に 盗用、剽窃チェックもしてくれます。

また語彙力を上げるための学習機能の様なものもついています。

ネイティブによる本格的な校正も別途料金ですが頼めるです。

使い方はWebサイトにアクセスして使う方法、 メールにもあったブラウザにアドオンを入れ 入力時に文法チェックをする方法、 Word等のMicrosoft製品にアドオンとして入れる方法、 Windows/Mac版の専用エディタアプリを使う方法などがあります。

以前、ちょっと興味を持ってアカウントの作成をしていたのか 今回メールが来てたんですが、以前は無料だと チェックに引っかかった数だけ表示され、何が引っかかってるかを知りたい場合は 有料、みたいな感じだったと思います。

で、今回、無料になったよ、と言うことで見てみたんですが、 結論を言ってしまうと無料では使えないソフトになっています。

無料だと 一応文法チェック、スペルチェックは出来ます。

ただ文法チェックとかも5つのミスがあると4つを指摘して Grammarly Premium found additional 1 writing issue in this text. みたいなことを言ってきます。

まあ、ざっとチェックする限りでは無料でもそこそこ使えると思います。

このソフトはかなり信頼性の高いものらしく、 見つけたところではICUの図書館のサイトでこのツールが紹介されていて、 ICUのアカウントを持っていれば有料サービスが利用できるとのこと。

ICU LIBRARY ICU 国際基督教大学

有料版(Premium)はいまだと20% OFFで、

  • Monthly Plan: $29.95/month
  • Quarterly Plan: $19.98/month (x3 = $59.95)
  • Annual Plan: 11.66/month (x12 = $139.95)

とのこと。Premiumにしても1週間以内であれば返金するよ、とのこともありました。

色vascript:void(0);々見ていても評価はとても高くて、 本気で使おうとする場合は有料版にしても使う価値があるものだと思います。

特に盗用剽窃チェックなどが出来るとすれば安いくらいだと思います。 (盗用チェックソフトなんかも最近は沢山出てきてますが、そういったものはかなり高価で、 また一つの論文とかを調べるのにも相当時間がかかります。 使ってみないとわからないですが、値段考えると この機能自体はそこまで強力なものではないかな、という感じはしますが。)

Ginger

Ginger も英文チェックソフト。

一昨年くらいに日本向けにもリリースされ結構話題になってましたが、 無料の英文法チェックソフトだと一番有名かもしれません。

文法、スペルチェックや、文意を読み取り文章を校正してくれる機能もあります。

こちらは基本無料で、 有料版では文章の読み上げ機能、学習機能がついてきます。 チェックするだけならば完全に無料で使えます。

使い方はWebでHomepageにある入力欄か、 ブラウザにインストール、 また、Windowsでのデスクトップアプリもあります。 また、スマホアプリもAndroid/iPhone版があります。 ただ、iPhone版は有料です。

一時期FirefoxにインストールしてGmailなどで結構お世話になっていましたが、 固有名詞とか記号とか、 あとメールだとある程度適当に書いてる時もあるので、 そういった時に、さらに返信を全て下に引用するような形で 続けていくとものすごい数が引っかかって重くなってしまうことがあったので 今は辞めています。 スペルチェックだけならFirefox自体のスペルチェックもそこそこ優秀なので。

1Checker

1Checker は完全無料な英文チェックソフトです。

こちらは 1Course というオンライン学習管理プラットホームを展開している会社が作っているもので、 無料で提供する理由としては、 ユーザーが入力した文章をデータとして解析することで アルゴリズムの改善を行えるから、ということだそうです 1。 1Courseの方は完全に中国向けの製品っぽいですが、 1Checkerはアプリなどは日本語化もされています。 (ただし、日本語はかなり怪しい。。。)

1CheckerはOnline版、Windows/Macのアプリ、 Word/Outlookのプラグインなどで使えます。

チェック精度はGrammarlyなど有料ツールよりも良い、としてるところもあるくらいで 結構優秀です。

チェック時ですが、他のものは大体リアルタイム(書き込むと同時にチェックされる)のに対し、 1Checkerはアプリ版でも入力後にReview(誤用チェック)ボタンを押すことで チェックが開始されます。

PaperRater

PaperRater はWebオンライン専用の英文チェックサイト。

基本無料で有料版は広告がなくなったりより長い文章やファイルをアップロードして チェックしたり出来る様になるとのこと。

ページに広告が載ってるんですが、 Grammarlyの広告が常にあるんですが、関係があるのか、なんなのか。。。

無料で出来るものとしては評価が高いっぽいんですが、 Webでしか出来ないのと、実際チェックしてみたところスペルチェックもかなり 弱い感じでした。

1Checkerと同じく全部入力してからチェックする形ですが、 無料版だとちょっとの文章でも結構時間がかかります。

GrammerCheck, GrammerChecker.me

GrammarCheckGrammar Check.me も英文オンラインチェッカー。

GrammerCheckでFree Checkをしてみたところ精度がかなり悪かったですが、 Deep Checkというボタンがあってこれを押すとGrammarlyのページに飛びました。

GrammerChecker.meでもチェックしてみると一部だけチェックされ、 もっとチェックしたい場合は、というところをクリックするとGrammarlyのページに飛びます。

GrammeCheckもGrammar Check.meも(もしかするとPaperRaterも?) Grammarlyに吸収された?のかもしれません。

SpellCheckPlus

SpellCheckPlus も英文オンラインチェッカー。

精度は結構良い気がします。 フランス語やスペイン語もあるみたいです。

シンプルなオンラインチェッカーです。

Pro版 もあって、14.99カナダドルでライセンスを買える様です。 Pro版だと広告がなくなったりエディタがより使いやすくなったり。

Reverso

Reverso は様々な言語間の翻訳がメインのサイトだと思いますが、 英語とフランス語のスペル、文法チェックもあります。

良く外国人が翻訳に使ってる印象。

スペルチェックも結構精度が良いと思います。

After the Deadline

After the Deadline はオープンソースな英文チェッカー。

ブラウザのアドオンやOpenOfficeのツール、 またコマンドラインツールなどがあります。

有料版いくつか

Best Online Grammar Check of 2016 Top Ten Reviews

ここでGrammarly、Ginger、SpellCheckPlus Proを含めた5つの英文チェッカーが比較されています。 残りの2つは

  • [Whitesmoke](http://purchmarketplace.com/pc-software-whitesmoke-writer-grammar-download?&ICID=ttr-cid 524 pid 49539 pos ) ($79.99)
  • CorrectEnglish ($120)

どちらも有料。

比較では総合的にGrammarlyが1位です。

正確さだとCorrectEnglishが最高の様。 使いやすさやサポートはWhitesmokeの評価が高いです。

Microsoft Wordの文章校閲

Wordの文章チェックも結構優秀です。

ここ で紹介したようにざっくりチェックするときによく使っていました。

Vim & LanguageTool

Vimにはスペルチェック機能がデフォルトでついています。

以前、スペルチェックを有効にすると日本語の文章が全てスペルミスと表示されて しまう様なことがありましたが、 上に書いたように今は改善されています。

また、lookというコマンドラインツールがあります。 lookは簡易版grepの様なツールですが、

$ look word
word
wordable
wordably
wordage
....

等とすると、wordから始まる単語を羅列してくれます。 これは/usr/share/dict/wordsの中に単語リストがあってその中から抜き出しています。

第二引数にファイルを指定するとそのファイルの中から検索します。 (ファイルの中身はソートされてる必要があります。)

このlookをVimの中で使える様にしたのが以下のプラグイン。

neco-lookはNeocompleteの拡張プラグインとなっているのでNeocompleteも必要。

これらを入れるとlookを使って単語の補完が出来る様になります。

最後に、Vimで文法チェックをする方法として、 LanguageTool を使う方法。

LanguageToolはオープンソースな文法チェッカーで、色々な言語のチェックが出来ます。

オンライン版やJava製のデスクトップアプリ、Firefox/Chromeのアドオンもあります。

このLanguageToolをVimから使うための主なプラグインには下の2つがあります。

下の方がエラーを移動したり色々コマンドがあるのと、 LanguageToolを自動でダウンロードしてくれたりするので便利です。

使い方としては共に別枠を作ってエラーを表示しますが、 上の方はエラーを全て一気に表示する形、 下の方は1つのエラーを表示してコマンドを使って次のエラーへ移動、 みたいな事をするようになっています。

比較してみる

上に挙げたGrammarly、Ginger、1Checker、After the Deadline、Word、LanguageToolでちょっと比較してみます。

以前もやってみた簡単な例として、

He come at Sunday.
He is friend to mine.

に関して。

  • come comes
  • at on
  • friend a (the) friend
  • to of

が間違え。

  • Grammarly: 全て指摘。(この量だと隠し無しで無料でも全部指摘してくれた。)
  • Ginger: 全て指摘。
  • 1Checker: comeatの指摘。friend to minefriendly to meと指摘。
  • After the Deadline: friend toa friend toなど、冠詞の部分だけ指摘。
  • Word (Mac Office 2011): comesのみ指摘。
  • LanguageTool: どれもチェックされず。

LanguageToolは以前やった時はcomeについて検出できてましたがなぜか今は検出されず。 以前やった時は2.1、grammarousでは2.6、最新版は3.2ですが、どれでやっても 上のどちらのプラグインでもダメ。 LanguageToolのページに有るオンラインチェックでも ダメなのでダメっぽい。

また、比較として以下の記事を見つけました。

Do proofreading tools really work? The Good Content Company

Can you ace our quick proofreading test? The Good Content Company

When Apple Corps launched their first iPhone in 2008, it didn’t dissappoint. In fact, it immediately captured the collective imagination with a geeky allure driven by Apples slick design, the phone’s smart flexibilty and it’s inovative multi-touch approach.

という文章について、Grammarly、Ginger、After the Deadline、Microsoft Word 2010 について比較しています。

ただし、2012年の記事です。

上の文章の正解は下のページにあります。

Proofreading test: the answers - The Good Content Company The Good Content Company

いくつかのスペルミスと文法ミス、 加えてiPhoneの発売年が違う、等のちょっと意地悪な間違えもあります。 全部で8つありますが、結果は

  • Grammarly: 3/8
  • Ginger: 3/8
  • After the Deadline: 3/8
  • Microsoft Word 2010: 4/8

と、Wordが一番優秀です。

ちなみにもう一つ、my wife(ただの素人ではなくてちゃんとしたプロの編集者) も参戦していて彼女は満点だったというオチ。

まあ、少なくとも3つは文法やスペルではなく事情を知る必要があるので この手のツールには流石に無理なところではあります。

ちょっと古い記事なので改めて調べてみたところ、

  • Grammarly: 上ではチェックされなかったitsがUpgrade版では指摘されている。(無料版だともう一つあるよ、との表示。ちょっと文章変えたりしてチェックしてみたところこれがもう一つっぽい、というチェックです。)
    • drivendroveだ、という間違った指摘もあり。
  • Ginger: 上の結果と変わらず。
  • After the Deadline: flexibiltyだけ指摘。

とGrammarlyはちょっと進化してる感。

Mac Microsoft Word 2011は上と同じ結果を出しました。

1Checkerではitsと3つのスペルチェックが検知されました。 加えて、a geekyとなっている部分をaは要らない、という指摘。

Vimでは3つのスペルチェックは見つけられましたが、 LanguageToolによる文法チェックでは何も引っかかりませんでした。

LanguageToolが何も引っかかってませんが、動いてないわけではなくて 例えば

He are friend to mine.
He have a pen.

みたいなのだとarehaveの所が引っかかります。 (何故かcomeだけ引っかからない。。。)

まとめ

英文チェック機能としてGrammarlyがやはり相当優秀な感じです。 ただし、無料だと完全に使えない上、有料版は月額で安くても千円以上かかるので 本気で使うのなら、と言った感じ。 本気で使うのであれば盗用チェックなども含めて相当機能は豊富ではありますが。

無料でやるのであれば、 ブラウザでアドオンとして使えるGingerはGmail等をブラウザを使って 使う場合には便利です。 ただ、リアルタイムチェックを行うので 長い文章とかを開くとちょっと重くなるので注意。

Wordの文章校正機能も結構優秀です。 Gingerも1CheckerもWordのプラグインがあるので、 Wordでこれらと組み合わせて使えばかなりのチェックが出来ると思います。

後は普段Vimで作業することが多いので LanguageToolはそこそこ便利、と。

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