先日行われたオリンピックの100m走ではボルトが再び金メダルを取りましたが スイスのニュースサイトが歴代のオリピック金メダリストを一斉に 比べてみたものを公開しています。
100m走の120年間での推移
Bolt gegen alle Gold-Sprinter seit 1896 - Sport: Leichtathletik - tagesanzeiger.ch
上のスイスのTages-Anzeigerというニュースサイトのページに行くと1986から2016までの数字と国旗の表みたいのがあります。
この上のStart
ボタンを押すと国旗が一斉に動き始めます。
終了すると左側に各年の金メダリストの名前が出てきて記録とともに一覧を見ることが出来ます。
パット見、アメリカばっかだな、というのと、ジャマイカが 最後のボルトの3つしかないんだな、と言う感じ。
ジャマイカは何人も有名な人が居た気がしますが、 ここ10年位で皆出てきてる感じです(少なくとも世界記録とか作った選手は)。 なので最後の方のボルトだけになっていますが、 世界の歴代十傑等を見るとジャマイカが圧倒しています。
上に(当然)載ってない、1988年のベン・ジョンソンの記録は9.79秒だったわけですが、 この中に入れると2008/2012のボルト以外に勝ってしまう様な記録で やはり驚異的な記録だったんだな、と。まあ、ドーピングで記録取り消しになったわけですが。
ちなみにこのベン・ジョンソンはカナダ国籍ですが ジャマイカ出身なんだそうです。
100mの記録は1912年のストックホルムオリンピックでの記録が 最初の国際連盟公認の世界記録だそうで、 後、よく知られているのが1964年の東京オリンピックから 電動計時になったということ。
ただ、東京五輪の頃はまだ手動計時と電動計時の両方が行われていて 1976年までは手動の方も「公認」記録として記録されてたとのこと。
Wikipediaに男子100メートル競争の世界記録推移のグラフがありました。
エラーバー見たいのは手動計時では0.1秒単位、 電動計時計時では0.01秒単位の測定記録なのでその幅が書かれている様です。 (ちょっとグラフの書き方としてはよろしくないと思いますが。。。)
実際には手動計時では0.2秒ほど電動計時より遅くなる傾向があるようです。 ただ、その辺も人バイアスがあるので、よく訓練された人たちの計測で オリンピック等の記録は0.2秒位の誤差があると考えておけば良いみたいです。
後、色々見てて計時のことで、へー、と思ったのが、 記録としては陸上も競泳も100分の1秒単位を記録として残すのですが、 陸上の場合は切り上げ、競泳の場合は切り捨てになるらしいです。
なので同じ60.00秒でも陸上の記録の方が実際は僅かに速い可能性があります。 まあ、比べるものでもないですが。
後、豆知識として 競泳用プールでは計時用のタッチパネルを設置するために 両側1cmずつ余計に長くしてあり、50mプールが実は50m2cmになってる、ということ。
プ ー ル 公 認 規 則 - 日本水泳連盟: http://www.swim.or.jp/about/download/rule/r_tools201404.pdf
話がずれましたが調べると簡単にでも色々と出てきて面白いものですね。