iRobot Roomba 780
お掃除ロボットといえばルンバですが、 その昔(見たら2013年)に実家用にルンバを買ってみました。
iRobot Roomba 780で、当時は一番良かったやつ(多分)。 当時で5万円ちょっと。
バーチャルウォールという機器を置くことでその近くを通らなくしたりする機能がついていました。
ただ、実際使ってみたところ、壁への当たりがかなり強いな、という印象でした。 おそらく海外ではわりと壁が強いものが多いのかと思いますが、 日本で特に和室の土壁などはルンバによってボロボロになってしまいます。
なのでウチでも和室では利用しないで適当に大丈夫そうなところだけで使っていました。
賃貸だと当たりが強すぎて通常の壁でも傷がつかないかちょっと心配になってしまうくらいです。
また、落下防止機能もないのでバーチャルウォールを必要なところすべてに置かなくてはならず、 元からある2つだけではちょっと足りないかな、という感じも。
それでも当時は便利だな、と言う感じはしていました。
ECOVACS DEEBOT N79T
ルンバを買った頃はちょっと見てみたかった、という感じで 実家用に買って自分では使ってませんでしたが、 色々自動化し始めたいと思いはじめて昨年、自分の家用にも買ってみました。
買ったのがECOVACSのDEEBOT N79T
ルンバの一番良いやつだと今は10万円位しますが、さすがにそこまでは出せないな、という思いがあり、 試しに、という感じでもあったので2~3万円で買えるもの、ということで探しました。
日本製のものだとやはり5~10万円という感じでしたが、 ECOVACSの製品が2万円前後で評価が高かったのでDEEBOT N79Tを買ってみました。
以前のルンバと違ってスマホとの連携が取れてスマホから操作出来るようになっています。 (今は殆どの機種がそうなっていますが。)
N79TはGoogle HomeやaAlexaとも連携できます。
また、N79Tでは付属のリモコンで操作することも出来ます。
ただ、リモコンでの操作はあまり使い勝手が良いとは言えず、掃除機出してきてやった方が速いくらいでした。
その他としては段差完治機能があり玄関なども段差を検知して落ちないようになっています。 この機能も、なぜか最初の数回は落ちていたりしましたが、何度かやってるうちにこなれたのか?落ちない様になりました。
また、リビングに1cmくらいの高さを持つカーペットがありますが、これも問題なく乗り越えて掃除してくれました。
壁も当たって確認して方向修正する形なわけですが、以前買ったルンバに比べると大分柔らかに当たってくれて これくらいなら全然問題ないな、という感じでした。
ちょっと面倒だったのは電源コードが絡まってしまったこと。 これはルンバとかでも同じですがカバーを付けたりコードが有る所に行かないようにしたり何かしらの処置が必要です。
掃除は昼間居ない時に実行されるようにしていましたが、 服とかが落ちていると絡まって止まってしまうので 床を常にきれいにしておこうという意識が生まれました。
そういう副作用も含めて家の中が以前よりもきれいになったな、と思います。
ECOVACS DEEBOT OZMO 901
N79Tがかなり良かったので、もっと便利な物が欲しいな、と思い始めてしまい、 特にマッピング機能を使ってみたい、というのがあって新しいものを探し始めました。
また、水拭きできるものも出てきて、それも良さげだ、ということで それらが出来るECOVACSのDEEOBT OZMO 901を買ってみました。
N79Tが良かったのでECOVACSのものは良いな、というのもあって、 また、セールとかで3万円を切ることもあるのでマッピング機能とかがちゃんとあって使えるものの中ではかなり安い方です。
スマホとの連携で色々と操作できたりGoogle HomeやAmazon Alexaとも連携できます。 N79Tと違ってリモコンが付いてませんが、おそらくスマホ連携がある中でリモコンの需要があまりなかったので 新しいバージョンでは付けなくなったのだと思います。
実際に使ってみたところ、マッピング機能はかなり便利です。
マッピング機能がないと、ランダムに動いて掃除するだけなので、 基本的には充電が切れるまで延々と掃除し続けるのですが、 マッピング機能があれば効率よく掃除して早く終了してくれます。
N79Tだと1時間位動き続けてましたが、 OZMO 901だと二部屋くらいでも10分ちょっとで終わります。
また、マッピング機能があることでアプリ上でバーチャルウォールを設定することが出来、 コードがごちゃごちゃしてる場所を避けたり 必要な場所だけ掃除を行うことも出来ます。
この機種にも段差検知機能は付いてるのですが、 ウチの玄関の所で何度やっても落ちてしまう様になってしまいました。
N79Tが上手くいくようになっていたので上位機種のこちらは大丈夫と思っていましたが、 サポートに連絡してみたところ、OZMO 901は9cm以上の段差でないと反応してくれない、ということでした。 玄関の段差は5cm位。
N79Tはこれでも反応するのですが、901はカメラがあってマッピングができる分? 段差検知機能がゆるく?なっているみたいです。 この辺の情報は公式ページに見当たらない気がするのですが、検索すると プレスリリースとかで書いてあるところがありました。
ただ、マッピング機能があるので、一度ダンボールとか置いて落ちないようにした状態でマップを作り、 バーチャルウォール設定で落ちないようにしてしまえば問題なく使えるようになります。
マップを作る時、上部に付いたカメラで確認しながら動いているので N79Tよりも壁への当たりがより柔らかで殆ど触る程度な感じになっています。
一方、段差同様、カメラを信じてる分があるのか、窓際に行った時、窓の外までを行ける部分と認識して 窓への当たりは結構強めでした。 N79Tよりもむしろ強い感じで、一度当たっても何度もトライしようとしてしばらく当たり続けていました。 実際に使う際には窓際にバーチャルウォールを置いておいた方が良い場合もあります。 (隅まで掃除させたい場合はしないほうが良いですが。)
マップはロボットを途中で持ち上げたり、段差から落ちたりするとリセットされてしまう可能性があります。 一応マップが記憶してあり、充電場まで持っていくと元に戻そうとしてくれますがたまにずれてしまったり 復元が失敗することもあるのでその場合はやり直す必要があります。
N79Tとのマッピング以外の違いとしてメインブラシをはずして直接の吸引口に出来る事があります。 通常はロボットの真ん中の吸い込み口の所にメインブラシが付いていてそれが回転しながら吸い込む形ですが、 901ではダイレクト吸引のアタッチメントもついていて、これだとブラシなしに直接吸い込むようになります。
カーペットなどの上ではメインブラシありの方が掃除がしやすいですが、 フローリング等とかだとダイレクト吸引の方がきれいにできたりします。 メインに使う場所に合わせて設定できるようになっています。 また、メインブラシが無いほうがコードとかを絡めにくくなるので、そういったところをどうしても掃除させたい場合には ダイレクト吸引にしておくと上手く絡まずに掃除してくれる様になるかもしれません。
最後に、水拭きについてですが、タンクに水を入れてモップを取り付けると水拭きが出来るようになります。 モップを取り付けると自動で認識して水拭きモードになって水の排出量の調整とかがスマホから出来るようになります。
実際の掃除ですが、基本的にモップにタンクから水を流して濡らしてそれで撫でる感じです。 通常の吸い込み掃除に対してプラスアルファ、程度に考えておいた方が良さそうで ちゃんと吹きたい場合は自分でクイックルワイパー的なことをした方が断然きれいになります。 ただ、付けておくと細かいホコリや髪の毛の取り残しも減りますし、ちょっとした汚れであれば拭き取ってくれるので あると便利です。
絨毯等があるとその上にも登って水拭きしてしまうので、絶対に濡らしたくない場合は バーチャルウォールで避けるようにしたりする必要があります。
ただそれほどビチャビチャにするわけでもないので多少水拭きするくらいならいいか、という感じなら そのままやってしまっても大丈夫な程度です。
もう一個上位の機種だと、モップを取り付けると絨毯などを感知して絨毯などには載らないようにしてくれる DEEBOT OZMO 930もあります。
ちょっとこれと悩みましたが、これだけのために値段が大分上がってしまうので今回は901にしました。
本気で水拭きをしたい場合には現状ではiRobotのブラーバジェットが最強っぽいです。
まとめ
ECOVACSのDEEBOT N79TからDEEBOT OZMO 901に買い替えましたが 大分満足しています。
N79Tを導入したときも大分QOLが上がったな、という感じでしたが、 901はさらに上げてくれてる感じです。
1つだけ、段差認識が9cm以上とちょっと敷居が高いのでちょっと注意が必要ですが、 マップを一度作ってしまえばなんとか出来ます。
掃除時間が短くなったので休みの日とか家にいる場合でもちょっと動かすのもありになりました。
水拭きも実際軽く撫でていく程度ですが、自動で一通りの部分をやってもらえると大分違うのであってよかったと思ってます。