rcmdnk's blog

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GitHub Sponsorsというスポンサーを付けられる機能がGitHubで 一部の開発者向けにベータ版として公開されていましたが ベータが外れて誰でも使えるようになりました。

GitHub Sponsors

GitHub SponsorsはGitHubを通して開発者を支援出来る仕組みです。

github/github-sponsors-beta: Fund your work. Build what matters. 💖

これまでもGitHubで別のサービスを用いた寄付ボタンみたいのを付けてるプロジェクトなどもありましたが GitHub公式でも出来るようになる制度です。

これが先日ベータでなくなったという連絡が来ました。

GitHub Sponsors is now out of beta in 30 countries - The GitHub Blog

私自身はベータが始まった時に申し込んで、一ヶ月くらい前に使える様になって設定していました。 周りを見ていると活発に開発している人から許可されていっていた様な感じでした。

今後はどのユーザーでも2週間以内に許可が降りるようになるようです。

寄付とかは色々と法律的に大丈夫なのか、という部分もあるのですが、 (特に日本だと個人間のやり取りなどは問題になりやすい1わけですが、 一応日本も使える国のリストに入っていて きちんと対応しているものだと思います。

登録方法

以下のページからJoin the wait listにいって必要事項を記入して待ちます。

GitHub Sponsors

2週間以内にレビューする、とありますが、最初のうちは結構時間がかかるかもしれません。

ベータ版のときはこの登録をした後、すぐに別の入力するところがあり、 2段階認証が設定するなどの確認とともに、 銀行のアカウントを登録してから1日ほど待たされました。

使い方

登録が済み、設定が済むと、右上の自分のアイコンから開けるメニューにGitHub Sponsorsというメニューが追加され、 また、プロファイル画面にSponsorボタンが追加されます。

20191106_sponsorbuttonprofile.jpg

ちなみに自分のプロファイルだとSponsors dashboardというボタンになっていて GitHub Sponsorsメニューと同じ設定ページに飛びます。

他の人のSponsorボタンを押すと

以下の様なページに飛びます。

20191106_githubsponsors.jpg

Sponsor @rcmdnk on GitHub Sponsors

各ユーザーはTierを10段階定めることができ、 スポンサーになりたい人はこの中から寄付する金額を決めてスポンサーになります。

これらは月額の金額で、基本的に長期的にサポートしていく、というスタンスの仕組みになっています。

お世話になったソフトウェアに一回寄付したい、という場合には一度スポンサーになって寄付してから次を払う前にやめる、という感じでしょうか?

初期状態だとプロファイルページにしかボタンがありませんが、 各レポジトリの上の方にボタンを付けることも出来ます。

リポジトリにスポンサーボタンを表示する - GitHub ヘルプ

まず、各レポジトリのSettingsFeaturesの項目にあるSponsorshipにチェックを入れ、 そこに出ているSet up sponsor buttonを押します。

そうすると、.github/FUNDING.ymlの編集画面に行くのでそこに

github: <user>

と書きます。<user>は自分のGitHubのユーザーアカウント。 これで、レポジトリの上にSponsorボタンが現れ、それを押すとスポンサー対象のユーザーが出てきてそのSponsorページに飛べるようになります。

20191106_sponsorbuttonrepository.jpg

このFUNDING.ymlにはGitHub Sponsors以外の資金獲得サービス(IssueHunt, Patreonなど)も付けることが出来ます。 (以前からこのスポンサーボタンを使ってるプロジェクトはあったのでこの機能自体は前からあったものかと思います、多分。)

Tierについて

Tierは$1から$6000まで10段階で設定することが出来ます。

これをどの様に設定して行くのが良いのか、という議論はベータ版のところでいろいろありましたが、 クラウドファンディングの様にお礼というか対価を出している人もいます。

良くあるものとしては、ある程度のTierになってくれたら名前をレポジトリのREADMEにスポンサーとして載せる、とか、 プロダクトのサポートを行う、とか、 週に何時間分をその人のために使う、とか。

あまり大きなものになるときちんとした契約ではないので問題も起こりそうではありますが、 その辺は今後ケースバイケースで対処されていく、かな。

ちなみにその辺の議論は github/github-sponsors-beta というプライベートレポジトリ で行われていて、色々と試行錯誤の議論があります。

ベータに参加してない人は見れないかもしれませんが、ここに出てきた有用な議論は 今後GitHub Blogとかで出てくるのでは、と思います。

まとめ

ということでGitHub Sponsorsが使える様になりました。

Tierの設定をどうしたものかまだ良くわからないので、 まだ自分でビールが買える、とかしかありませんが、 スポンサー募集中です。

Sponsor @rcmdnk on GitHub Sponsors

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