Windowsの新しいパッケージマネージャー、 Windows Package Manager というものが開発中でプレビュー版として配布されるようになったそうです。
以前PackageManagementというものがあったはずなんですが、どうなったのか。
Windows Package Manager
Windows Package ManagerはOSSになっていてGitHubでソースも見ることが出来ます。
📢 Windows Package Manager winget.exe : sysadmin
使いたい場合は WindowsのInsider版を入れると 使える様になるとのことです。
PowerShellとかで
PS > winget instll firefox
とかでアプリやツールがインストールできる様になります。
Microsoft Storeに行くとアプリインストーラーというのがあって、これをインストールすると
使える様になるのですが、
このアプリ自体は以前から存在していて既にインストールされてるかもしれません。
以前のこれが入っていてもwinget
は使えません。
Insiderを入れてるとプレビュー版のアプリインストーラーがインストール出来るようになるので、
Insiderにしてから再度アプリインストーラーを入れるとwinget
が使える様になります。
これをインストールしてもInsider版にしておかないと使えるようにはならないみたいです。
(PowerShellでwinget
コマンドが使えない。)
直接 Releases から取れる、とも書いてあるんですが、今現在ここにある http://microsoft.desktopappinstaller_8wekyb3d8bbwe.appxbundle/ がリンク切れになってます。
自分でビルドするのも準備が面倒なのでやってません。
Microsoftのネイティブなパッケージマネージャー、コマンドラインツール、 ということで期待されていて、 特にマルウェアなどの危険なパッケージを排除し、信頼性の高いものにしようとしているみたいです。
その辺りでサードパーティーなChocolateyなどとの違いを見せていこうとしているようです。
まだ開発は途上段階、といった感じで パッケージをアップデートする、などは出来なかったりするみたいです。
–update · Issue #120 · microsoft/winget-cli
PackageManagement…?
と、サードパーティー製のものは今もある、という話ですが、 実はネイティブなパッケージマネージャーも以前出しています。
元々OneGetと言われていたものが PackageManagementというプロジェクト?となりました。
これを使って
PS > Install-Package Firefox
とかやるとインストールが出来るようになってました。 このコマンドは最初からインストールされています。
PackageManagementはCoholateyなどのレポジトリも使うことが出来、 それらサードパーティ製のレポジトリのラッパーツール的な使い方も出来ました。
なのでこれを使ってたんですが、いつのまにやらコマンドは使えるものの、
一方、Chocolateyの方は使えたのでそちらを使ってました。
で、今回こんな話が出てきたので、PackageManagementのアップデートか? と思ったらどうやら全く別のものな模様。
最近のPackageManagementをちょっと探ってみると、どうやら一応使えてる人は使えてるみたい? (でもやっぱり手元でやってみるとうまくいかない。。。)
レポジトリ の方は1ヶ月位前にはアップデートがありますが、リリースは1年くらい前が最後。
なのでこちらは無くなる感じ?
あと、今回のWindows Package Managerの話が出てくる所でOneGet
という単語は出てくるんですが、
PackageManagement
という単語は見かけませんでした。
PackageManagementというものが認知度が低かったのか、ほぼなかったことにされそうな感じ?
PackageManagementがそもそもなんでManagement
という名前がツールとして微妙だな、と思ってましたが、
新しいのはManager
とそれっぽい感じ。
ただ、Widnows Package Managerとはまたそのままだな、と。
まとめ
ということで、まだ実際に触ってないのですが、PackageManagementは?と思ったので書いておきました。
WSL2とかもあるので、Insider入れて色々と見てみても良いかな、と思い始めた今日このごろ。