Firefox 51にアップデートされたことにより一部機能が動かなくなっていたVimperatorですが Firefox公式のAdd-ons for Firefoxでもアップデート版が公開されきちんと動作する様になっています。
# Vimperator 3.16.0
1月にFirefoxの51がリリースされ e10s (Electrolysis)というマルチプロセス技術が 有効になったことによりVimperatorのタブ関連の機能等が動かなくなっていました。
その後、これを修正するPull RequestがGitHubのレポジトリに入り 取り入れられてGitHubのレポジトリページには新しい3.16.0が2月頭に公開されました。
ただ正式にFirefoxの審査を抜けるにはちょっと時間がかかるみたいで どうしても使いたい場合は上の署名なしのビルドを自分で署名を追加して使う必要がありました。 (現在のFirefoxでは署名なしのものはインストール出来ないため。)
この3.16.0ですが、2月18日にAdd-ons for Firefox(AMO)でも審査を通過し公開された様です。
Vimperator :: Add-ons for Firefox: https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/vimperator/
ちなみに Add-ons for Firefox をAMOと呼ぶのを今更ながら知りました。 (色々なところでAMOでは~みたいなのがあってなんのことやらと思っていましたが。)
ここには 最終更新日2月1日となっていますが、どうもこれは審査を請求した日みたいで、 FirefoxのアドオンページからVimperatorを検索すると2月18日に更新したと出てくるので この日に公開された様です。
上記のGitHubで公開されてるバージョンを入れてる人も居るかと思いますが、 そのままだとアップデートが自動でされなかったり、 またFirefox Syncで同期出来ない状態になってるので Add-ons for Firefoxで公開されてるものに入れ直した方が良いです。
ただ、いずれにしろ現状では11月に来る WebExtensionsベースではないアドオンの無効化導入により Vimperatorは動かなくなってしまいます。
この問題は随分前から分かっていた事ではあるのですが なかなか人手が無くて解決に向けて進んで居ませんでした。
ですが、今回のe10sのアップデートでの動作停止によって火が付いたみたいで、 ちょっとこの辺りに盛り上がりを見せています。
Port to WebExtension · Issue #705 · vimperator/vimperator-labs
この中にもありますが、 Vim機能を拡張機能として取り入れようとしているアドオンは今では結構沢山あります。
Google Chromeにもそう言ったアドオンが沢山あります。
それらのアドオンの中には既にWebExtensionsに対応したものもあり、 この辺の情報も共有したいな、ということで Vim拡張アドオンに関するチャットルームが作られています。
vim-webextension/Talk - Gitter
作られてすぐにちょっと話をしてそれから以後会話が一切出てませんが。。。
Vim機能を拡張機能として入れているアドオンは 今では結構色々ありますがVimperatorの特徴は何と言ってもコマンドラインが使える所です。
単にopen
コマンドだけであればURLバーにフォーカスを当てれば同じ様な動作になりますが
Vimperatorでは他にも色々なコマンドがあったり自分でもプラグインなどで追加出来ます。
この辺、使って無ければ他のアドオンでも良いしChromeのVim拡張でもやりたいこと出来ると思いますが、
色々コマンドラインの機能を使ってるとやはりVimperatorから離れられません。
のでなんとかこの辺の話がまとまってうまいこと言って11月までに間に合う様に祈っています(他人任せ)。