rcmdnk's blog

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MacでEvernoteなんかで編集しているとき、 英文を書いてると先頭が勝手に大文字になったりハイフンを続けて書くとまとまった一つの大きなハイフンになったりします。

最初、アプリの設定かもしくはGoogle日本語入力によるものかと思っていましたが Mac自体の機能によるものでした。

ユーザ辞書設定

Macの環境設定からキーボードに行き、ユーザ辞書のタブを開くと 以下のような設定項目があります。

20180516_macdic.jpg

左の方にはユーザが設定した変換辞書があります。 (見てみると随分昔にiPhoneで設定した辞書が残っていて忘れてたものたちが。。。)

重要なのは右側で、ここに自動変換に関わる項目が並んでいます。

  • 英字入力中にスペルを自動変換
  • 文頭を自動的に大文字にする
  • スペースバーを2回押してピリオドを入力
  • Touch Barに入力候補を表示
  • スペルチェック
  • スマート引用符とスマートダッシュを使用

スマート引用符、というのは 下みたいな感じで通常のクォートではなく 違った記号に変換する機能です。

smartquote

スマートダッシュというのがハイフンを2つ並べた際に大きな一つのハイフンにする機能です。

題になっている文頭の大文字化は二つ目、ハイフンの自動変換は最後のものと関連があります。

結論から言うとスペルチェックの項目以外、全て必要ないので全てはずしました。

特に気になっていたのがEvernoteとかにコードとかコマンドのメモを書き込んでいるとき、

$ bash --version

とか書こうとすると--になってしまって後からコピペ実行出来なくなってしまうこととか コマンドやコードを書いてる際にも全て先頭を大文字にしてくれるので一度変換された後に書き直したり。

それほど頻度が高くなかったので今まで我慢してましたが今更ながら変更しました。

スマートダッシュなどは古くからある設定の様ですが、 スペースバーを2回とかはSierraくらいから導入されたものの様です。

特定のアプリのみで効く

ここにある設定ですが、ターミナルで作業している時に変換される様な事はありません。 (文頭の大文字変換なども全て無効。)

Evernoteやメモ.appなどのリッチな表現が入力出来るアプリの上だと有効になります。

なので普段書いている際には余り気にならなかったのと、 アプリのせいだと思って敢えて調べたりしてませんでした。

特定の入力ソースでのみ効く

さらにはものによっては特定の入力ソースでのみ効きます。 今はGoogle日本語入力を使っていますが、その英字入力の際には 上記の

  • 英字入力中にスペルを自動変換
  • スペースバーを2回押してピリオドを入力

は効かない様です。無駄に先頭の大文字やスマートダッシュは効くのですが。

スペースバーを2回、というのはおそらく有効であれば入力することもあるので気づいてさらにストレスを感じてたと思います。

これらの項目は元から入っている英語のABCU.S.、または日本語にある日本語(旧ことえり)の中にある英数を選ぶと 使うことが出来ます。 また、ユーザ辞書の変換もGoogle日本語入力では候補に出ず、日本語を使う場合にのみ出てきます。

日本語に関してはEl Capitanからライブ変換とか入ってますが使いづらいので どこでも使えるGoogle日本語入力にしています。

ちなみにGoogle日本語入力だけ残そうとすると最後にUSとかが消せなかったりしますが 一度日本語を加えてUSを削除するとその後日本語も消せるので Googleの英数ひらがなだけ残すことが出来ます。

今後も余計なお世話が増えるかも

スペースバーの設定はGoogle日本語入力では効かないものの、 導入されたのは2年弱前の比較的最近なSierraの時点です。

したがって今後も何らかの機能がここに導入される可能性があり、 またデフォルトではオンになっている可能性が高いです。

今後OSをアップデートする際にはユーザ辞書にある項目を見て 必要ない機能はオフにする、というチェックが必要です。

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