rcmdnk's blog

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Google Spreadsheetsに保存するようにしたNature Remo Miniと BME 280(on Raspberry Pi)で測定した気温の変化を比べてみました。

気温測定

スマートリモコンであるNature Remo miniは 気温を測定できる様になっています。

測定した気温によって、しきい値を超えたらリモンコンでアクションを起こす、 みたいなことを設定できたりします。

また、測定した気温はクラウドへ送られていて、それをAPI経由で取得したりすることもできます。

保存されているデータが時系列として保存されているかどうかはわかりませんが、 APIとして取得できるのはその時に保持している値だけです。

また、測定の間隔や測定結果が送られる間隔、の様なものは明記されておらず、 取得できる更新時刻が一時間位変わらない事もあります。

おそらくある程度変化があったときだけデータを送る、といったことをしている模様。

そのデータを時系列として見るためにAPIで取得してGoogle Spreadsheets に保存しておくようにしました。

1分おきにAPIを使って記録しています。

もう一つ、Raspberry Piで遊ぶ一環として、BME 280というデバイスを使って 温度測定などを出来るようにしてみました。

こちらも1分おきに測定してGoogle Spreadsheetsに書き込む様にしています。

比較

Spreadsheetsで記録したものをGoogle データポータル (Data Studio)で見てみました。

デバイスは2つとも同じテーブル上の隣同士で置いてあります。

関係ないですが、データポータルって日本のサイトだとデータポータルで、英語のサイトだとData Studioなんですよね。 日本のサイトもURLはdatastudio

言語設定が日本語だと

20210115_dataportal.jpg

言語設定を英語にすると

20210115_datastudio.jpg

URLがdatastudioなので後からデータポータル、という名前に変更したのかな、と思いきや、 英語版はData Studioなので何かしら日本語のデータスタジオとかいうものに商標権が取られてる、とかあったんでしょうか?

最初データポータルで分からないところをググろうとして、日本語でいいのが見つからないので英語で見つけようとして”Data Portal”で検索してたらまともに見つからなくて困った思い出。

それは良しとして、 2つを比較してみたものがこちら。

20210115_both.jpg

1ヶ月程度、 日付毎に最高気温(MAX)、平均気温(AVG)、最小気温(MIN)を見せていて、 青のNRがNature Remo min、赤のBMEがBME 280で測定したものです。

平均を見ると大体1℃位の違いで合っているので測定結果は結構信用できそうです。

最大、最小を見るとBME 280の方が幅が大きく出ています。 これはBME 280の方が細かく測定しているので、 一時的に高くなったりしたときとかもきちんと測定出来るのでこんな感じになっています。

それでも1℃、2℃程度の違いですね。

下は1日の変化をそれぞれ1分間隔で見てみたもの。

Nature Remo mini:

20210115_natureremo.jpg

BME 280:

20210115_bme280.jpg

MAX、AVG、MINの3つを載せてますが、データが1分間隔なのでここではすべて同じ線になっています。

データポータルで2つのデータを結合するのに日時を結合キーとして使用すると 日付単位でしか結合できないのでこの2つを一緒に表示することが出来ない。。。 (実際出来ないのか、使い方がわかってないのか、データポータルは難しい。。。)

比べると、Nature Remo miniの方に比べてBME 280の方は細かく(実際に1分ごと)変化しているのがわかると思います。

Nature Remo miniの方は上がる時と下がるときが大体同じ高さになってる様に見えますが、 実際にこれを見てみるとすべて0.5℃ずつでした。 最初のキャリブレーションが関係するのか、全て20.1℃、20.6℃、21.1℃、みたいに きりの良い数字ではないのですが0.5℃ずつ。

BME 280と比べても大体同じ動きをしていて、一時的に下がったり上がったりしている場面で追えて無いところもありますが、 大きく上がったり下がったりする場面では 1分間隔で変わっているところもあります。

最初Nature Remoのデータを見た時に、アップデート時刻が何分も変わらない部分ばかりで、 測定か、情報を送るタイミングか、またはその両方がそもそも ある程度時間間隔をおいておこなっているものだと思っていました。

ただ、これを見る限り、測定はかなり細かく行っていて、それを少なくとも1分未満の間隔でチェックして、 変化があったらクラウドに送る、ということを行っている様です。 思ったよりも頑張ってるみたいです。

細かい変化を追えて無い、というのは、もしかすると、 一時的な変化でリモコンが動作してしまうのを避けるため、 敢えてある程度の過去の平均などを見て定常的に上がったり下がったりしない限りはデータを更新しない、 とかしているのかも?

温度を細かく正確に測るよりも、リモコンのしきい値としての役割の方が重要なので それっぽい気もします。 (多分データは細かく送ってサーバー側で処理しているのかな?)

BME 280の湿度と気圧

おまけでBME 280で測っている湿度と気圧のグラフ。

温度(Temp)+湿度(Humi):

20210115_bmetmphum.jpg

気圧(Press):

20210115_bmepres.jpg

データポータルはサクッと時系列グラフを作るのは簡単なんですが、 ちょっと凝ったことをしようとすると面倒で。。。

あと、幅が固定なので、PC版で良い感じにするとスマホから見にくいし、スマホで良い感じにするとPCで見にくいし、というのが難点。

やはりちょっと見るにはスマホから見たいのでスマホで良い感じにしたいわけですが、 そもそもアプリもないのでブラウザで見るしか無い、ということも。

なにかこの辺別の良い感じのものにしたい。

現状、BME 280の結果に関しては Blynkというアプリを使った記録も行っていて、今、室温などを見る場合には主にそっちを使っています。

ただ、今後色々可視化して行く中で別の良い方法も探したいと思っているところです。

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