これまで使ってたもの
これまで使っていたのが32インチのAOCのフルHDの通常のワイドモニターでした。
なのでこれより大きいものということですが、縦に関しては割と十分でこれ以上大きいと首も動かさないと行けないかな、という感じで、それよりも横に広くしてウィンドウを横に並べても窮屈にならないようにしたいという思いがありました。
であれば単に同じ位のモニター買って並べて使う、というのもありかもしれませんが、 一旦目の前の一枚モニターでもっと広い空間が欲しいと。
そうすると、40インチのウルトラワイドだと高さが40cmくらいでちょうど32インチのワイドモニターと高さが同じで、そのくらいが良いかな、と。
一時期、49インチとかのスーパーウルトラワイドがいいな、とも思ってたんですが、 49インチでも高さは34cmくらいで通常のワイドモニターだと26インチ位の高さになります。 スーパーウルトラワイドは32:9のアスペクト比で、通常のワイドモニターの16:9を横に2つ並べた感じになるので 大きさとしては26インチを横に2つ並べたのと同程度になります。
一枚で横にどーんと長いのは面白いものの、それだとやっぱり求めてるものとは違うか、ということで、40インチのウルトラワイドを中心に探すことに。
INNOCN 40インチワイドモニターWR40 PRO
買ったのはINNOCNのWR40 PROです。 40インチのウルトラワイドモニターで、解像度はUWQHD(3440x1440)です。
IPSパネルでHDR600、 144Hzのリフレッシュレート対応で一応ゲーミングモニター的な位置づけ。
ただウルトラワイドなのですが、曲面ではなくフラットなディスプレイです。
また、一応スピーカーも内蔵されています。
色々とスペックに関してはありますが、選んだ最大の理由はその安さ、です。
Amazonで見てると2週間に一回くらいセールで割引適用後の価格が6万円を切っています。
1年位前は4万円台でも買える感じだったので40インチのモニターだとするとかなり安い方です。
他の候補
40インチ以上(正確には39インチ以上)のウルトラワイドモニター、となると結構数が少なくて、現状だとこれが一番安いと思います。
あるものとして
- PHILIPS 40B1U5600/11, IPS, 3440x1440, 120Hz, 平面, 85,000円
- JAPANNEXT JN-IPS40UWQHDR144, 3440x1440, 144Hz, 平面, 85,000円
- LG UltraGear OLED 39GS95QE-B, 有機EL, 3440x1440, 240Hz, 800R, 175,000円
- LG 40WP95C-W, IPS, 5120x2160, 60Hz, 2500R, 170,000円
- Dell U4025QW-A, IPS, 5120x2160, 120Hz, 2500R, 170,000円
- LG UltraGear OLED 45GS96QB-B, 有機EL, 3440x1440, 240Hz, 800R, 220,000円 (44.5インチ)
- CORSAIR XENEON FLEX 45WQHD240, OLED, 3440x1440, 240Hz, 湾曲(変更可: フラット~800R), 280,000円 (45インチ)
PHILIPSとJAPANNEXTは85,000円程度で平面モニターということでINNOCNと同じようなものです。 リフレッシュレートなども同じで。 INNOCNも通常価格は8万円位ですが、安くなるときにこれらよりもかなり安くなるので、 これらを買うくらいならINNOCNを買う、という感じです。
LG UltraGear OLED 39GS95QE-B有機ELでリフレッシュレート240Hzのゲーミングモニターを出しています。 さらに特徴的なのは800Rの湾曲で、実際に展示されてるものを見てみましたが、結構笑えるレベルで曲がってます。
ただ、実際に机で使うとなると、モニターとの距離は50cm位から80cm位なことが多いと思うので、ちょっと離れ目で使うときにちょうど左右が等距離に来るくらいです。 実際には目の位置が左右に離れてる分だけ全部等距離とはなりませんが、結構左右が迫ってくる感じの画面でした。 パット見すごいですが、慣れれば良いのかも。。。とは。
さらにさらに LG UltraGear OLED 45GS96QB-Bという44.5インチのものも出しています。
一方、LG 40WP95C-Wはリフレッシュレートが72Hz程度と低めですが、解像度が5K2K(5120x2160)です。 湾曲も抑えめで2500Rなので机で使うと割と平面に近い感じでちょっと曲がってるな、程度かも。
Dell U4025QW-Aも同じく5K2K(5120x2160)で、リフレッシュレートが120Hzです。
この辺はゲーミングモニターというよりは、デザインや作業用途で使うモニターという感じです。
最後のCORSAIR XENEON FLEX 45WQHD240は45インチでリフレッシュレート240Hzです。 LGの大きい方のものと同じような感じですが、パネルがOLEDで、 湾曲度合いを変更出来るという全く他にはない特徴を持っています。 フラットな状態から800Rまで曲げることが出来るということなので、 LGの800Rは流石にやり過ぎ、と思う人でも座る位置に合わせてちょうど良い感じの湾曲を探すことができます。
と、面白そうな特徴のものがいくつもあるわけですが、 如何せん高い。。。
LG UltraGear OLED 39GS95QE-Bで170,000円、 45インチ系だと20万円を超えるということで流石に気軽に買えません。
長く使うものだから思い切って買うのもありかな、とは思いつつ、 まだそれほどいろいろなものが出てないタイプのモニターなので、 今後もっといろいろでてやすくなるかもと思いつつ。
やはりウルトラワイドで大きいサイズなので、湾曲にはなっていた方が良いなとは思ってたんですが、 安物系は全部フラットなので湾曲だけのために10万円以上出すのもな、という感じで、 他の240Hz対応とかは流石にやり過ぎで必要ないし、ということで手が出ませんでした。
ただ、最後のCORSAIRのOLEDパネルでの湾曲が変えられるものはかなり面白いもので 買うならこれ買ってみたいな、という迷いはありました。
が、結局とりあえず結構悩んだのでさっさと買ってからまた考えよう、とも思いつつINNOCNを買いました。
実際に使ってみて
新しく買ったiggy LS112 モニターアームを使って設置してみました。
前のモニターも取り敢えず右の方に寄せて置いてあります。 前のモニターアームは右の方につけてあったのでそのまま移動できて楽でした。
実際には作業で右のモニターを普通に使うには流石に右すぎる感があるので、 なにかパット見たいものを置いておくとか、映像流してながら観用とかその程度。
実際に座ってモニターまでの距離を測ってみると近いときで60cm位、ちょっと引いた感じで80cm位でした。
机はサンワダイレクトの180cm x 60cmのシンプルワークデスクです。
180cm幅の机を探すと結構高いものが多い中で、これは結構安いですが、 数年使ってみてもしっかりしてるし、特に問題ないので とにかく幅の広い机が欲しい、という方にはお勧めです。
モニターアームを付けることもきちんと考慮されていて梁が机の端から少し離れたところにあるのも良いところ。
で、この机幅は広いのですが、奥行きは60cmしかありません。 60cmしか、というものの、通常60cmくらいで、特に180cm幅で80cmとかの奥行きはあまりないので 仕方ないところですが、モニターとの距離を考えるともっと奥に置きたい、と思うかもしれません。
モニターを足を使って普通に設置すると実際には机の奥から10~20cm位のところが前面になるので結構前に出てきます。
ただ、それもモニターアームを使えば机の後ろギリギリ、場合によっては机よりも後ろまで出すこともできます。
実際32インチモニターを使ってるときは、机を壁から少し離して机の縁と同じくらいまでモニターの前面がなるように奥に設置していました。
今回もそのようにするつもりだったのですが、ちょっと誤算が。
実際にモニターアームにつけてみた状態なのですが、左側のモニターの設置部分までモニターが届いてしまっています。。。
支柱型なのでがっつりとつっかかります。 これによってどうやっても机の奥から5cm位は前に出てしまう状態です。
エルゴトロンHXなら机からの直立部分が短いので、その分少しは奥に設置できるかもしれません。 まあHXは高すぎるので分かってても買わなかったと思いますが。
これとか良いかも。
とりあえず付けるだけでも結構大変だったので、一旦このままで使ってみることにします。
距離感としては60~80cm位という状態ですが、 60cmくらいで近めで見ていると、流石に真ん中と端の方で差が大きく、同じ大きさの文字も端の方だと見づらい、という感じがあります。大きさもありますが、斜めから見てる感もあるので単純に読みづらい感じも。
右と左に別のウィンドウを出しておいて両方を行き来しながら作業する、ということは60cmだと結構きついです。 どっちかによって、もう片方使うときは手元の方にもってきたくなる。
80cmの状態で見ると、割と全体を見れる感じになって、左右のウィンドウ両方で作業するのもそれほど苦ではないかな、と。
もちろん、離れた方が小さくなるわけで、同じ文字の大きさなら端の方でも近い方が見えるわけですが、 それでも正面にあるものと端の方の斜め感があるものの違いの違和感があるので近いと見づらい感覚があります。
と、良くない点を先に書いてしまいましたが、 実際には結構満足しています。
まず、圧倒的に広いです。 高さは32インチのワイドモニターと同じですが、横幅が1.3倍ほどで、また、前のモニターが解像度がフルHDだったので、解像度的には2倍以上になっています。
文字の大きさは結局32インチのときと比べて同じフォントサイズだと流石に小さくなりすぎる部分もあって少し大きくしたりしてる部分もありますが、やはり画面がすごく広く感じます。
ワイドモニタだと横に2つウィンドウを並べると8:9のアスペクト比になるので、ちょっと縦長感が出てしまいますが、ウルトラワイドだと半分で11.5:9なのでまだわずかに横長なウィンドウになります。実際にはほぼ正方形。 その状態だと片側だけで作業するのも全然苦なくできます。
実際32インチワイドモニターで横に2つウィンドウを並べて作業するとちょっとストレスな感じがあったのですが、 それが無くなったのがかなり大きいです。 一番期待していた部分でもあったので良かったな、と。
それ以外の点としては、WR40 PROにはスピーカーが内蔵されているのですが、 音量が小さくてちょっと使いづらいです。
結局外部スピーカーとして FUNLOGY Speakerを買って使っています。
2000円以下で買える良さげなPCスピーカーとして、これとCreative Pebbleが良く見かけますが、 Creative Pebbleは意外と大きくて置く場所を取る、とのことだったのでFUNLOGY Speakerを買ってみました。
正直音質は良くわからないのですが、パッシブラジエーターが付いていて、 AOCの方で使っていたダイソーの300円スピーカーと比べると 低音がちゃんと出ている感じがします。
まとめ
INNOCN 40インチワイドモニターWR40 PROを買ってみましたが、 とりあえず大きな画面、特に横長の画面で作業するのはかなり快適です。
この大きさで平面なのはちょっと辛い感じはあり、できれば湾曲にしたいな、という部分は正直あります。
ただ価格を考えると十分満足出来るものだと思います。
モニターアームはモニターを机の奥の方にもっていきたい場合には選ぶ際にできれば支柱型ではないもの、アームが長いものを選んだ方が良いです。 そのうちエレコムのに買い替えたい気持ちはあります。。。
これ以上大きいものを求める必要はないかな、と思うくらいですが、 いずれ湾曲モニターにはしたいな、という気持ちはあります。 とはいえ、実際湾曲やりすぎ感を感じることもあるとは思うので、 OLEDパネルがもっと安くなって安い大きな可変湾曲モニターが出てきてくれないかな、と。