Firefoxを44.0にアップデートしたら Vimperatorが 色々エラーを吐くようになってしまいました。
- Firefox 44.0でのVimperator 3.10.1.1-let-fixedの動作
- 現時点でVimperator 3.11を無理やり入れる
- caret-hint.jsがエラーを吐くようになった
- ちなみに
Firefox 44.0でのVimperator 3.10.1.1-let-fixedの動作
現在のVimperatorの最新版は3.10.1.1.-let-fixedというバージョンですが、
このバージョンをFirefox 44.0で使っていると、
open
コマンドなどを使った際に
SyntaxError: attr2
などといったエラーが表示されます。
open
自体はそれでも動作している様ですが、
他に自作コマンドなどで幾つか動かなくなっているものがありました。
一応この問題は既知のものらしく、既に対策は取られて Fixed版も出来ているようです。
Vimperator :: レビュー :: Add-ons for Firefox: https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/vimperator/reviews/776542/: https://github.com/google/google-api-ruby-client</del>
次の3.11で治るとのことですが、Firefoxの審査を通るのにちょっと時間がかかる、
とういことで現在、
Vimperator :: Add-ons for Firefox: https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/vimperator/
から取れる物はまだ3.10.1.1-let-fixedになっています。
現時点でVimperator 3.11を無理やり入れる
3.11はGitHubの方を見ると既に用意はされています。
但し、署名がないのでこのままだとインストール出来ません。
無理矢理にインストールするには、
about:config
を開いて、
xpinstall.signatures.requiredという設定名を探し、
この値をtrue
からfalse
にします。
これを行ったら、上のGitHubのReleasesのページへ行って、 vimperator-3.11.xpi をクリックしてあげればインストールが始まります。
ただし、これは悪意のあるアドオンのインストールを避けるための保護機能なので
セキュリティー低下になるので自己責任で。
また、この設定はインストール時だけでなく、使用時にも効いてくるので
ここで直接インストールしたものを使い続けたい以上は
この設定をfalse
にしておく必要があります。
true
に戻すと無効化されます。
caret-hint.jsがエラーを吐くようになった
Vimperatorでいくつかプラグインを使っていますが、 このうち caret-hint.js という、キャレットモードのカーソル位置をヒントを使って移動させる、というプラグインが
...caret-hint.js:222: ReferenceError: Command is not defined
というエラーを出すようになりました。
vimpr/vimperator-plugins
を見ると、同じCommand
を使ってるプラグインは結構たくさんあるので
これら全て使えなくなってる可能性があります。
取り敢えずさほど必要でも無いのでこのプラグインは外して使っていますが、 最終アップデートが3年前のプラグインが今後アップデートされるかどうか。。。
ちなみに
ちなみにVimperatorと喧嘩別れして出て行った人たちが別途立ち上げた
Pentadactyl: http://5digits.org/pentadactyl/
ですが、こちらは完全に開発が止まってるみたいですね。
Pentadactyl :: Add-ons for Firefox: https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/pentadactyl/
また、前にちょっと見たことあるくらいだったんですが、 keysnailという別のカスタマイズアドオンがあります。
こちらはどちらかと言うとEmacs動作を目指したものですが、 設定ファイルなどはJavaScript形式で、 Emacs/Vimというよりは自由に拡張、といった感じの物です。
初期設定時にVimperatorっぽい何かを選ぶとVimperatorっぽい何かな設定になります。
こちらはaddons.mozilla.orgには置いて無く、
直接配布のものしか無いみたいです。
ですが、署名は付属しているようで、
xpinstall.signatures.requiredがtrue
な状況でも動かすことが出来ました。
UIがちょっと違った雰囲気ですが、 プラグインなんかもこちらも充実しているっぽいので、 Vimperatorと同じようなレベルで使うことも出来るのかもしれません。 今のところVimperatorで十分動くのと設定移行が面倒なので移ろうとは思っていませんが。
後、全く関係ないですが、このKeySnailの作者の人は コマンドラインでインタラクティブに選択するツールの percol の作者でもあるみたいでちょっとびっくり。
自分でも sentaku という同じようなインタラクティブ選択ツールを作っていますが、 作り始めた時はpercolを知らなかったので知ってれば作らなかったな、と。 まあ、 sentakuの方はシェルスクリプトで作るという 無謀な事をしていて、色々シェルスクリプトの知識は増えたので面白かったところではありますが。
今は、さらにGo製の peco が一気に有名になっていきましたけども…