HHKBを長年使ってますが、キーボードを外して掃除したりしたことが無かったので ちょっと掃除してみました。
持ってるHHKB
今持ってるのは黒のHHKB Pro2 英語配列刻印版と白のHHKB Pro2 Type-S 英語配列無刻印。
黒の方はもう10年以上?使ってて、白は2019年に買ったものです。
BluetoothなType-Sが出たらすぐにでも買おう、とずっと待っていて、待ちきれなくなって Type-Sを買ったところその年にHYBRIDが出たという。。。
ちょっと買った直後過ぎて流石に買うことはないままとりあえず上の2つを使ってます。
静かなType-Sを職場で使って黒は家で使ってました。 最近は家で黒を使ってるだけで白を使う機会が少ないですが。
普段の掃除
普段の掃除はエアブロワーとハケで中に落ちたゴミを書き出したり、 表面からウェットティッシュで拭く程度です。
こんな感じのですが、エアブロワーとかも100均で売ってるので十分使えます。
HHKBは割とキーボードの間が空いていて下が見えるような状態で、ゴミも入りやすいこともあるかと思いますが、 空気で吹き出したりハケでほじくり出すとまあまあ見た感じはきれいになっていました。
週に一回くらい気が向いたらやっていた感じです。
大掃除の準備
大掃除、というほどでもないですが、キーキャップを外して掃除してみました。
もっとおくまで、ネジを外して基盤を出して掃除してる人も居るようですが、今回はキーキャップまで。。。
今回新たに買ったものとしてキートップを引き抜くための道具のこれ:
HHKBのカラーキートップを買うと付いてくる引抜工具と比べても傷が付きにくく良いとのこと。
ただ、一回一回広げて引き上げないといけないのでちょっと大変かな、と思いましたが、 引き抜く作業自体はこれでもそれほど大変ではなかったです。 (毎日やるとかになると流石に違うかもしれませんが。)
これももしかしたら100均に売ってることもあるかも?
もう一つ、重宝したのが超音波洗浄器:
キーキャップ外した後に突っ込んで洗います。
洗うときにちょっと中性の食器洗い洗剤を入れています。
あとはキーボードの隙間を掃除するのに綿棒とかウェットティシュとかあると便利です。
大掃除
黒刻印版
ということで、
これを
こう
ちょっと最初にキーを引き抜くときにどこまで力を入れてよいのか、勇気が入りますが、 上の様な引抜工具を使ってるなら思いっきり引っ張っても大丈夫です。 そこの加減さえわかればどんどんいけます。
最後にスペースキーだけは幅が広いので、両側から指で引き上げる様に取り外しました。
まあ10年以上開けてなかった割にはそれ程ひどいものでもないのでは。。。? (上の2段がちょっときれいなのは半分開けたときにちょっとはらってしまったからなので下の方が真実。。。)
キーボードの間のホコリはある程度外に出ますが、一番下の段は特に、スペースとか横幅が大きいキーが続いていて、その間が広くて上からだと手が入れづらい部分だったりしてホコリが溜まってしまっていたようです。
後はキーの一段上がったところの隙間にも結構取れないまま残ってるものもありました。
これをハケでざっと掃いてウェットティッシュできれいにして、綿棒とかで細かい部分も掃除すればこんな感じ。
こびりついた汚れとかも無いのですぐにきれいになりました。
外したキーボードは超音波洗浄器で洗います。
メガネが入る程度のシチズンSWT710ですが、これでも全部のキーキャップが十分一気に入りました。
ちょっと長めに3分ほど掃除。
写真だと分かりにくいですが、結構汚れが出ました。
これをちょっとカゴごと水で洗い直して、新聞紙の上で乾かします。
半日ほど乾かして付け直し。
この黒の方は刻印版なので配列どおりに付ければOK。
と、撮った写真を参考にしようと思いましたが黒刻印だと見づらくて辛い。 ということで、本家の配列を見たほうが速いです。
Happy Hacking Keyboard キー配列 PFU
ちょっとだけ注意が必要だった点として、
HHKBキー(スペース両側のダイヤモンド印とMacのコマンドキー文字が書かれてるキー)が、 2つ同じ大きさで、右側だけに手前にFnキー押下状態用のStopが書かれている所。
まあこれ左右反対でも特に困ることはないし、このStopを参照することはまず無いので どうでもいいちゃいいんですが。
そんな漢字でつけ直していきましたが、ちょっと気になった点として、いくつかプラスチックのバリの部分が残ってるものがありました。
キーの間隔が広いのでこれで干渉したりすることは全く無いレベルですが、 気づいた部分は軽く削ってきれいにしておきました。
そんな感じで元通りに。
所要時間としては
- キー外し: ~10分(慣れれば5分ほどでできそう)
- キー洗浄: ~5分
- 乾かし: 半日
- キーボード本体掃除: ~10分
- 組み立て直し: ~10分
という感じで結構簡単にできました。
キーキャップを外す際に壊れたりしそうで最初ちょっと怖いですが、 一つ外して付き方を確認できればどんどん出来るかと思います。
白無刻印版
もう一つの白のType-S 無刻印の方も掃除をしてみました。
こちらに関しては無刻印なのでキーの配置が分かりません。というか同じ形のものが大量にあります。
形は列ごとに決まっているようで、同じ列の中であれば入れ替わっても同じです。
良く打つキーとかの消耗度的なものをみたくて同じ状態に戻したいな、とも思いましたが、流石に一つ一つ管理するのは大変すぎるのでやめました。
一方で、全部混ぜてから後で分けるのが面倒だったので、一行ずつ分けておくことに。
これを
こう
こちらは2年位つかってるものですが、結構中もきれいでした。 定期的にブロワーとハケできれいにしておくだけでも数年であれば結構綺麗なまま保てそうです。
黒の方は特に最初の数年は余り気にせずに使ってたということもあって差が出たのかもしれません。
白のほうが汚れが目立つ感じもあるので結構気にして掃除したり拭いたりはしていました。
ここで、外したキーを見てみると
右から1列目から5列目まです。 右側がキーの上側部分になります。
こんな感じで 全部下側が少し長めな感じのキーキャップですが、 微妙に形が違います。
ただ、これ結構微妙で、一つ手にとっても一瞬どっち向きなのかすら良く分からないし、 2段目と3段目とかほとんど区別つかないです。
分けておいてよかった。。。。
もう少しわかりやすい違いは無いかと見てみると裏側を見ると割とはっきり分かる感じはしました。
これも右から1列目から5列目で、灰色のShiftとかのキーも同じ列のものを載せてあります。 これらを比べると、真ん中から4方向に出ている線の高さに結構違いがあります。
- 1列目: すべての線が非常に高くなっている
- 2列目: 1列目ほどではないがはっきりと4本の線がある
- 3列目: 上側の線がほとんどない
- 4列目: 3列目と違い先はある程度あるが、2列目ほどはっきりとは無い
- 5列目: 4列目と一緒?
と言った感じ。4列目と5列目に関しては正直横から見た形も含めて違いがよく分かりませんでした。 もしかしたら一緒なのかも。
ということで、これがあってやはり分け直すのは面倒なので、無刻印の場合は最初から分けて置いたほうが良いとは思いました。
あと、裏を見ると、真ん中の丸い部分の欠けがあるところが上下になってるので、 はめる際にこれを確認して上下を見て、長い壁のほうを下にしてハメる、という作業がわかりやすいです。
超音波洗浄器を5回回さないといけないのですが、時間があるときであればそれでも20分ほどで出来るので問題ないかと。
こちら5回に分けましたが、ちょっと楽して洗浄液を交換しないまま全部洗いました。 全部洗った後の液は黒の時と違ってあまり汚れてなくて、やはり年月が違うな、としみじみと。
キーボード本体の方もきれいに。
というわけで、洗って乾かした後にキーをはめていったわけですが、ここで問題発生。
2列目がなんか一個多い。。。
どうやら3列目のキーが一つ2列目に混じってしまった模様。
この状態で2列めの一つが3列目のものなのですが、見た目じゃ全くわからないし、 軽く触ったりしても違和感は感じませんでした。
正解は、付いているキーの中の、左から7番目(白だけで見た場合の右から6番目)のキーです。 触ってもわからない程度なので写真だと全く分かりませんが。
実際2段目全部外して、上の様に裏の線を見て確認したところ、一個この3列目のキーがあったので移動させました。。。
これさえわかれば後はハメてくだけ。
完成。
- キー外し: ~10分(一応段ごとに気を使いながら)
- キー洗浄: ~20分(5回に分けて洗浄)
- 乾かし: 半日
- キーボード本体掃除: ~10分
- 組み立て直し: ~10分 (今回は実際には混ざってしまった事件があったので+10分ほど。ただ列ごとにきちんと分けられていたら刻印版で一つ一つ確認しながらやるよりも簡単。)
まとめ
というわけで掃除してみましたが、一旦キーキャップの外し方さえわかってしまえば 簡単に出来ました。
流石に10年使い続けるとそれなりに溜まってる汚れもありましたが、 2年ほど使ってる方は思ったよりも全然きれいでした。
これくらいなら多くても1年に一回とかでも十分過ぎるかな、と言った感じなので、 またしばらくして気が向いたらやる程度で良いかな、と思ってます。