キッチンの照明がダウンライトになっているんですが、 カウンターキッチンで人感センサーにするとリビング側の動き察知してついてしまいます。
それを避けるため、スマート電球とSwitchBot人感センサーでスマート化しました。
キッチンのライト
こんな感じの複数のダウンライトが設置されたキッチン。
2グループに分かれていて、左側の2つ(カウンターキッチンのリビング側)と 右側の3つがそれぞれ壁にあるスイッチで同時に点いたり消えたりします。
最初これを全部人感センサーにしてやろう、と思ったんですが、 そうすると特にリビング側のライトがリビングでの動きを察知してすぐに点くので 無理でした。
物理的になんとかしようと思ったら、上の電気の左側に天井から壁を下ろすようなふうにすればなんとかなりますが、 流石にそんなことは出来ないので人感センサーライトは諦めることに。
人感センサーではなく、リモート操作できるスマート電球を導入すれば スマートスピーカーを使って操作することは出来ますが、電気は出来ればそこに行ったらついて、 居なくなったら消える、というのを自動でやって欲しいところ。
SwitchBotの人感センサー
と、実はちょうどちょっと前にSwitchBotの人感センサーを買っていました。
確かAmazon Echo Show 5を買う際に、SwitchBot製品を一緒に買うと安くなるキャンペーンみたいのをやっていて、 その時はすぐに使いみちは考えてなかったんですがとりあえず買ってみたものです。
人感センサー以外にNFCタグ買おうかとも思ってたんですが、NFC使ってスマホでピッ、とわざわざするのが スイッチ押したりするより便利な場面、というのが今も思いついてないので人感センサーの方で良かったかな、とは思ってます。
というわけでこの人感センサーをキッチンの入り口に、内側を向くように設置。
マグネットで設置するかシールで設置することが出来ますが、この場所がマグネットで付けらるのでマグネットで付けてます。 (キッチンの流しの横です。)
SwitchBotの人感センサーは、人を検出したときと、 検出しなくなってから何分後、というトリガーで色々とアクションを設定することが出来ます。
これをIFTTTのトリガーとしても使えるので他のIoTへのアクションへとつなげることが可能になります。
ベータ版ですが、人感センサーの範囲を変えることも出来るようになっています。
SwitchBotの人感センサーには照度センサーも付いていて、明るくなったら、とか、暗くなったら、といった条件でもトリガーを作ることが出来ます。
なので、人感以外にも、暗くなったらカーテンを閉める、とかすることも可能です。
スマート電球
今回買ったのはこれ。
Gosundというメーカーのスマートライトです。
E26型で電球色、8Wで電球の60W相当の明るさのLED。 これを5個。
1個1000円を切ってるのにちょっとびっくりしましたが、人感センサーより安いレベルです。
スマート電球と言うと有名所ではPhilipsのHueがありますが、こちらは Bluetooth接続でスマホから操作するか、専用のHub経由でネットワーク操作するか、というものになっています。
出た当初は欲しいけどあまりに高くて買えん、と思ってましたが、 今なら安いのなら電球色や昼光色の調色ができるものでも2000円ちょっと。
大分安くなってる感。
一方でやはりWiFi接続できて1000円切ってるのはちょっと怪しいくらい安いな、とは思いましたが 物は試しで。
電球はちょっと大きめです。
ダウンライトに埋め込むと、元の電球だとすっぽり収まっているのが、 この電球に変えると真横から見れば少しはみ出てしまうような状態にはなってました。
元の電球:
Gosundのスマートライト:
とはいえ、実際には下から見る限りこれが少し出ていても殆ど見た目的にはわからない感じなので 気になるほどではないので良かったです。
Gosundはアメリカのメーカーのようですが、販売ページを見ているとアプリはSmart Lifeのっぽい感じがしたので、 最近Smart LifeなIoTが増えてきたのでそれも良いな、と思ってこれにしました。
実際に買って説明書を見ると、Gosundのアプリをダウンロードしろ、とありました。
ただ、これを説明書にあるQRコードからインストールしようとすると、なにやらTuyaという文字が?
実際インストールして使ってみようとすると、Tuya Smart及びSmart Lifeと同じ様な設定画面になっていました。
おそらくGosundのアプリもTuya製で、中身はほとんど同じものになってるけど、 対応機種としてはGosundの製品に絞ったものになってる感じです。
一方で、これをSmart Lifeに登録することは出来ました。
2つのアプリの違いは、最初にデバイスを追加する際に、選べる種類が違うだけで、 両方ともWiFi接続の電球、てきなものはあるのでそれ選んで追加すれば追加できます。
追加後の操作パネルは全く一緒でした。
この電球は調色は出来ないので、ライトのON/OFFと調光だけですが、全く一緒の表示でした。
というわけで、Gosund製の製品も基本的にはSmart Lifeで操作出来るようです。
Gosund製のものだとスマートプラグの方が有名なようですが。
WiFiに接続する際に、まず、壁のスイッチをON/OFFを3回くらい返してONにすると 点滅するのでその状態でスマホから接続設定をします。
この時に、複数の電球が同じスイッチで動くので大丈夫かな、と思ったのですが、 全部が点滅した状態でスマホから接続をしようとすると、一回の操作で全部にWiFiの設定を行って それぞれを登録することが出来ました。
思ったよりだいぶ賢くてびっくり。
やる間際になって、複数同じスイッチからやるには1つ1つやっていくか、下手するとON/OFFで点滅状態になるとリセットされるとかで 複数設定することは不可能、とかじゃないかとちょっと心配したりもしていたので。
アプリ上でちょっと問題になった点として、 このスマート電球はグループ化が出来ませんでした。
ニトリのスマートシーリングライトもSmart Lifeで動かしていますが、 そちらは2つのシーリングライトをグループ化すると ON/OFFは勿論、調色調光も同時に行うことが出来ています。
同様にスマート電球もグループを作ってみましたが、通常の電球のようにスイッチのボタンがある画面のグループにはなりますが、 そのスイッチは押しても何も反応しないグループになっていました。 これはグループを1つの電球だけで作っても同じだったのでなんか電球だとうまくグループが作れないようです。
全部を消したり付けたりしたりするときに不便ですが、 Smart Lifeにはシーン機能があって、ON/OFFだけであれば、 ボタン1つで全部をONにしたりOFFにするシーンが作れるのでそれを作っておけばまあ問題ないです。
また、その様なシーンを作っておけばAlexaからの操作やIFTTTとの連携を作る際にも楽になります。
Alexaの場合にはキッチンに他にものがなければAlexa側でグループでまとめてしまうのも良いかと。
連携設定
- Smart Lifeでシーンを作成からワンクリックで実行を選び、タスクとして5つの電球を全てONにするものとOFFにするものを作る
- IFTTTで、
- IF: SwitchBot、動体が検出された、または検出されない
- デバイスを選択: 該当の人感センサー
- 動体検知: 動体が検出された
- 動体が検出されない時間を設定: 空欄
- 照度: 照度を検知しない
- Then: Smart Life、Activate Scene
- 上で設定した5つをONにするシーンを選択
- IF: SwitchBot、動体が検出された、または検出されない
- IFTTTで、
- IF: SwitchBot、動体が検出された、または検出されない
- デバイスを選択: 該当の人感センサー
- 動体検知: 動体が検出されない
- 動体が検出されない時間を設定: 1 (1分)
- 照度: 照度を検知しない
- Then: Smart Life、Activate Scene
- 上で設定した5つをOFFにするシーンを選択
- IF: SwitchBot、動体が検出された、または検出されない
- AlexaをSmart Lifeと連携して、キッチンというグループを作り検出された5つの電球をキッチンへ
- 「Alexaキッチンつけて」「Alexaキッチン消して」で一斉に電気をON/OFF出来るように
これで、
- キッチンに入ると電球が全て点く
- キッチンから離れると1分後に電球が全て消える
- Alexaに呼びかけて点けたり消したりすることも可能
- 勿論スマホからの操作も可能
という状態になります。
感想
やってみた感想としては、やはりIFTTT経由になるため、ちょっとタイムラグがあります。
直接人感センサーが着いているライトだと非常に反応が速いですし、 また、物理的に天井から円錐状に感知するのに対し、 上の設定の人感センサーだとキッチンの入り口だと反応せずにちょっと中に入らないと反応しない、ということもあって 体感的に1, 2秒は暗いママ、という感じです。
とはいえ、SwitchBotの人感センサー自体の反応は良く出来てるかな、と思います。 上にランプが付いていて、動体を検知したら光るようにも出来るのですが、それ見る限りでは 人感センサー自体は少しでもキッチンの中に入ればちゃんと反応して、後はクラウド経由でのタイムラグ、といった感じでした。
他の箇所で直接の人感センサーを使っていてそれとの違いを感じてしまいますが、 普通に使う分にはなにか作業を始めようとする前にはライトは点きますし、 なんといっても出ていった後に自動で消えるのが非常に楽です。
やはりライトは人感で。
壁スイッチを直接スマート化
今回は上のように電球をスマート化しましたが、 特にこのように複数のライトが1つのスイッチで管理されているようなものであれば、 スイッチ側をスマート化出来たら便利だな、と思うことはあります。
で、実際にそういったものも売られています。
ただし、この手のものは取り付け作業に電気工事士の資格が必要で、 資格を持ってない人は取り付けを業者に頼む必要が出てきます。
注)「Link-S²」の取り付けには電気工事士の資格が必要です。
なので結果的にコストとしても電球を直接変えたほうが安くなる可能性もありますし、 元に戻すのも簡単にすぐ出来るので電球を変えてしまう方がおすすめかな、とは。
もし家を新しく建てるとかになったら最初からこういうの仕組んでみたいな、とは思ったりはしてます。